「King Of Diggin’」という別名があるほどレコード・コレクターとしても有名なアメリカ出身のDJ/音楽プロデューサーであるDJ Shadowの約3年振りとなる新作『Our Pathetic Age』の発売日に、シングル「Rocket Fuel feat. De La Soul」のミュージック・ビデオを“発射”した。監督は、ザ・ウィークエンドやメジャー・レイザーの作品も手掛けたことのあるSam Pillingであり、人類が初めて月面に着陸するまでの希望と期待、そして葛藤などのカオスを空想して描いたものになっている。
DJ Shadowの新作『Our Pathetic Age』は、全米ビルボードDance/Electronicチャートにおいて自身初の1位を獲得した前作『The Mountain Will Fall』(2016年)より約3年振りとなる新作で、デ・ラ・ソウル、NAS、デイヴ・イースト、ウータン・クランのインスペクター・デック/ゴーストフェイス・キラー/レイクウォン等、豪華ゲスト多数コラボレーションしているダブル・アルバム。デジタル・アルバムに収録されるボーナス・トラックのタイトルはこれまで伏せられていたが、この度「Been Use Ta feat. Pusha T」、「Taxin’ feat. Dave East」、そして「Two Notes feat. Barny Fletcher」であることが公開された。
前作『The Mountain Will Fall 』と比べて、DJ Shadowは、「このアルバムでの目標の一つは、メロディーでもっと冒険をすることだった。人生で後悔していることの一つが正式な音楽の教育を受けなかったこと。俺がまだ若い頃、ヒップホップは反体制だったからいらないと思っていた。ビートやリズムは得意であっても、メロディー、カウンターメロディーや、コードは模索しなくてはならなかった。それが「Firestorm」を誇りに思う理由の一つだよ。初めてすべて作曲をしたオーケストラ作品なんだ。だから今回の作品は今までで一番メロディックで、オリジナル楽曲を追求した作品になっているよ」と説明している。
「Rocket Fuel feat. De La Soul」ミュージック・ビデオ
<新作リリース情報>
アルバム『OUR PATHETIC AGE』
2019.11.15 on sale
(輸入盤、デジタル配信、LPにて)
<試聴/購入リンク>
https://caroline.lnk.to/Pathetic
<バイオグラフィー>
DJ Shadowことジョシュ・デイヴィス。アメリカ出身のDJ/音楽プロデューサー。ターンテーブルとサンプラーを楽器として扱い、後にトリップ・ホップ、アブストラクト・ヒップホップと呼ばれる新しいジャンルを作り上げた音楽家の一人。英国音楽誌「NME」は彼を“ギターをサンプラーに持ち替えたジミ・ヘンドリックス”と表現している。また、「King Of Diggin’」という別名があるほどレコード・コレクターとしても有名。2016年に発表された『The Mountain Will Fall』は、自身初の全米ビルボードDance/Electronicチャートにおいて1位を獲得している。