ブラッド・ピット史上最高の演技で、衝撃の“救出”ミッションを描く壮大なスペース・アクション映画『アド・アストラ』のオリジナル・サウンドトラックが、遂に10月18日発売された。
映画『アド・アストラ』は、ブラッド・ピット率いる製作会社PLAN Bがプロデュースを担当し、ピット自らが初の宇宙飛行士ロイ役を務める。監督は『リトル・オデッサ』でベネチア国際映画祭銀獅子賞に輝いたジェームズ・グレイ。トミー・リー・ジョーンズやドナルド・サザーランド、リヴ・タイラーら、実力派俳優が脇を固めている。
音楽を担当したのは、クラシックとエレクトロニカを融合させた『ポスト・クラシカル』と呼ばれる音楽ジャンルのパイオニアでカリスマ的人気を誇るマックス・リヒター。睡眠中のリスニングを前提とした8時間の大作『スリープ』や、ヴィヴァルディの《四季》を再作曲した『25%のヴィヴァルディ』など、革新的作品を発表し続けている作曲家だ。映画やドラマにもひっぱりだこで、2008年度ヨーロッパ映画賞作曲賞を受賞した『戦場でワルツを』(2008)に始まり、『さよなら、アドルフ』(2012、バイエルン映画賞作曲賞およびストックホルム映画祭作曲賞受賞)、直近では『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(2018、HMMA劇映画作曲賞)など大活躍しているが、ハリウッド超大作は今回が初めてとなる。宇宙的な音空間を感じさせる意識と無意識の中間領域を彷徨う様な独特の音楽スタイルは、映画に独特の深みを与えている。
リヒターの楽曲だけでなく、作品中で使用された映画音楽作曲家ローン・バルフとポスト・クラシカルのアーティスト、ニルス・フラームの楽曲も追加音楽としてオリジナル・サウンドトラックに収録されている。
Photo credit : © Rhys Frampton
■アド・アストラ オリジナル・サウンドトラック
AD ASTRA
ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
SCORE BY MAX RICHTER
試聴・購入:https://classic.lnk.to/AdAstraPR
1. To The Stars
2. Encounter
3. Cosmic Drone Gateway
4. I Put All That Away
5. A Trip To The Moon
6. Terra Incognita
7. Ex Luna Scientia – Requiem
8. Journey Sequence
9. The Rings Of Saturn
10. The Wanderer
11. Erbarme Dich
12. Forced Entry
13. Preludium
14. Resonantia
15. Let There Be Light
16. Ursa Minor – Visions
17. Event Horizon
18. Musurgia Universalis
19. You Have To Let Me Go
20. Tuesday (voiceless)
21. Opening
22. Briefing
23. Space Journey
24. Rover Ride
25. Pirate Attack
26. Orbs
27. Underground Lake
28. Trip To Neptune
29. Says
Max Richter (CD 1, CD 2: 1)
Lorne Balfe (CD 2: 2–9)
Nils Frahm (CD 2: 10)
■映画『アド・アストラ』http://www.foxmovies-jp.com/adastra/
■映画『アド・アストラ』本編映像 9月20日(金)公開
https://www.youtube.com/watch?v=tBBPwJ6myLI
監督:ジェームズ・グレイ
製作:ブラッド・ピット他
脚本:ジェームズ・グレイ&イーサン・グロス
音楽:マックス・リヒター
出演: ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランド
原題: Ad Astra (ラテン語 意味:星の彼方へ)
配給:20世紀フォックス映画
■マックス・リヒター レーベル・サイト
https://www.universal-music.co.jp/max-richter/
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■ボイジャー ~マックス・リヒター・ベスト
https://www.universal-music.co.jp/max-richter/products/ucch-1053/
■MAX RICHTER マックス・リヒター
1966年3月22日ドイツ・ハーメルンに生まれ、イングランド・ベッドフォードで育つ。
エディンバラ大学と英国王立音楽院でピアノと作曲を学んだ後、フィレンツェでルチアーノ・ベリオに作曲を師事。2002年、オーケストラとエレクトロニクスのための『メモリーハウス』でソロ・アルバム・デビューを果たす。
その後、イラク侵攻に反対する目的で作曲された『ブルー・ノートブック』(2004)、村上春樹の小説にインスパイアされた『ソングズ・フロム・ビフォー』(2006)、携帯電話の着信音を変奏曲形式で作曲した『24 Postcards in Full Colour』(2008)、ロンドン地下鉄テロ犠牲者を追悼した『インフラ』(2010)、ヴィヴァルディ《四季》全曲をリコンポーズ(再作曲)した『25%のヴィヴァルディ』(2012、英米独iTunesクラシックチャート第1位)、睡眠中のリスニングを前提とした8時間の大作『スリープ』(2015)、作家ヴァージニア・ウルフの小説と生涯を音楽化した『3つの世界:ウルフ・ワークス(ヴァージニア・ウルフ作品集)より』(2017)と、新作を発表するたびに斬新な作曲アプローチに挑み、クラシックとエレクトロニカを融合したポスト・クラシカルのカリスマ作曲家として絶大な人気を集める。
映画/テレビのサウンドトラックも数多く手がけ、『戦場でワルツを』(2008、ヨーロッパ映画賞作曲賞)『さよなら、アドルフ』(2014、バイエルン映画賞作曲賞およびストックホルム映画祭作曲賞)『LEFTOVERS/残された世界』(2014-17、HMMAテレビテーマ作曲賞)『女神の見えざる手』(2016)『TABOO タブー』(2017)『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(2018、HMMA劇映画作曲賞)などで高い評価を得ている。映画『メッセージ』(2016)に使用された《オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト》(『ブルー・ノートブック』収録曲)は公開時、日本でもiTunesクラシックチャート第1位を獲得した。