ジャズの名門レーベル、ブルーノート・レコードの創立80周年を記念したドキュメンタリー映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』が、9月6日(金)に東京・Bunkamura ル・シネマにて公開初日を迎えた。
上映前には、ファッションデザイナーで「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」クリエイティブディレクターの菊池武夫氏と、ビームス創造研究所のクリエイティブディレクターを務める青野賢一氏による公開記念トークセッションが特別開催された。
トークセッションでは、ちょうどブルーノートと同い年(80歳)という菊池氏が「10代の終わりに絵の学校に入った頃、モダンジャズが好きなメンバー達からジョン・コルトレーンやホレス・シルヴァーを教えてもらい感動しました。なかでもソニー・ロリンズは、彼の髪型を真似するほど心酔していました」という思い出や、「ジャズは革新が醍醐味であって、その今の形がヒップホップなのかもしれない」と自身のジャズ論を語り、ブルーノートの中でのオススメの一枚というソニー・ロリンズの『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』を紹介した。また青野氏の「この映画には、若いアーティストがたくさん出てきます。そんなアーティスト達がブルーノートをどのように見ているかということがよく分かる内容になっています」と映画の魅力を語るなど、ファッション業界を牽引しながらジャズに造詣の深い両者らしいトークが繰り広げられた。
またこの日の初回上映回のチケットが完売になる等、公開初日から注目度の高さが伺える映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』。同作をきっかけに新たな音楽ファンを巻き込んだジャズ・ブームが沸き起こるかもしれない。
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』
2019年9月6日(金) Bunkamura ル・シネマ他、全国順次公開
出演:ハービー・ハンコック、ノラ・ジョーンズ、ドン・ウォズ、ロバート・グラスパー、
ウェイン・ショーター、ケンドリック・ラマー(声の出演) etc. 監督:ソフィー・フーバー 配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT 協力:スターキャット 2018年 スイス/米/英合作 85分
公式サイト:https://www.universal-music.co.jp/cinema/bluenote/