アミューズが昨年に続き、神奈川県鎌倉市由比ヶ浜海水浴場で3回目となる<海の家>を開店。
今年は『AMUSE SEASIDE CAFÉ ~浜唄~』と題され、所属アーティストであるBEGINのヴォーカル、比嘉栄昇が監修・プロデュースをする事となり、由比ヶ浜の波音と潮風にあった音楽やイベントを届ける<海の家>が7月1日からオープンした。
BEGIN・比嘉栄昇が監修する<海の家>ということで、沖縄とハワイをテーマに、そこから見える景色がウクレレに見えることをヒントにしたメインロゴデザインを始め、スタッフのユニフォームとなる、沖縄の赤瓦をイメージしたオリジナルのシャツや、真夏の暑い日差しの中で食べたくなる沖縄料理、そしてここでしか購入できない本人自らが制作したグッズを取り扱うなど、まさに比嘉自身が細部までこだわった<海の家>となっている。
そんな中、7月15日(月・祝)三連休の最終日、比嘉栄昇と仲間たちによるアコースティックLIVEが行われた。
まずは比嘉が一人で登場し「ようこそ浜唄へ!今日は浜唄のスタッフとして、僕も同じユニフォームを着ております。今回、波音と一緒にコラボしたらいいだろうなという仲間を呼びました、最後まで宜しくお願いします!」と挨拶。
最初に呼び込まれたのはBEGINのコンサートツアーでもおなじみの比嘉と同じ石垣島出身のミュージシャン、カナミネケイタロウ。
まずはカナミネが三線で「白保節」など八重山民謡を披露し、途中同じく石垣島出身でBEGINのオモトタケオバンドやレコーディングエンジニアでも知られる迎里中(むかいざとあたる)を迎え全6曲を演奏した。
そして再び登場した比嘉が紹介したのは、ナッシュビルの名誉市民にもなった日本が世界に誇るカントリーシンガー・坂本愛江(さかもとよしえ)。日本カントリー界の若き至宝と呼ばれているギタリスト尾崎博志と共にカントリースタンダードを中心にステージを展開。迫力のある歌声でカントリーの名曲の数々を披露した後、最後は『カントリーロード』が由比ヶ浜の浜辺に響いた。
カントリー=山というようなイメージがあるが、比嘉曰く「カントリーは海にも合うんじゃない!?」ということで今回の出演となった。波音をバックに聴く日本のカントリー・ミュージックに新たな可能性を感じたステージであった。
その後を受けてステージに上がった比嘉からの「『テネシーワルツ』聴いてみたくありませんか!?」との言葉で大きな拍手が起こり、一度ステージを降りた坂本が急遽呼び戻され『テネシーワルツ』を披露。
更に大きな拍手が沸き起こり、いよいよ比嘉のステージへ。
BEGINの島唄のアルバム「オモトタケオ」に収録されている、大島保克(おおしまやすかつ)との共作曲『イラヨイ月夜浜』でライブはスタート。波音をバックに三線と琉球笛、アコースティック・ギターで届けられた『イラヨイ月夜浜』は、海の家の雰囲気を一気に心癒される沖縄の空気に一変させた。
「次は竹富島の歌を唄います、参加したい人は唄って下さい。」と続いたのは同じく「オモトタケオ」収録の『竹富島で会いましょう』。
そんなBEGINの楽曲が続く中、「由比ヶ浜に合うんじゃないかなと思って曲を選曲しました。石垣島で僕らはサザンオールスターズとキャロルとレッドツェッペリンをカバーしていましたが、石垣のオジーやオバーがカバーしたらこうなるんじゃないかというアレンジで今日は演ります!」と言って、アミューズの先輩にあたるサザンオールスターズの『チャコの海岸物語』を三線入りで演奏。
まさにここ由比ヶ浜にピッタリのアレンジだった。
「由比ヶ浜に合う曲シリーズ、サザンから加山雄三さんにいきます!」と先日、毎年BEGINが沖縄で開催している「沖縄からうた開き!うたの日コンサート2019in嘉手納」に出演した加山雄三の代表曲『お嫁においで』を披露。
戦後、食料不足になった沖縄に、ハワイに住む日系移民の方々が550頭の豚を送って助けてくれた感謝の気持ちを込めて、BEGINがその時の豚と同じ数の550本の楽器を送った「ブタの音返し」のエピソードを披露して、フラ・ダンサーの小倉美保を呼込み、ハワイアン・ナンバーを3曲続けて披露。
BEGINの代表曲『涙そうそう』、日本のハワイアンの先駆けとなった大橋節夫の『南国の夜』と続き、昨年12月にBEGINがリリースしたオリジナルアルバム「PotLuck Songs」に収録された比嘉 作の新しいハワイアン・ナンバー『私の好きな星』が小倉のフラダンスとともに披露された。会場は沖縄にハワイのムードが加わり、まさしく”海”のイメージに。
そして、再びサザンオールスターズの名曲、『真夏の果実』を唄い、会場にいた観客は、染み込ませるように聴き入り酔いしれた。
「皆さんのおかげで楽しい時間となりました、また会いましょう!」と、最後はやはり『島人ぬ宝』。
出演者は全員ステージに上がり、更には急遽来場したBLACK BOTTOM BRASS BANDのANTONもカホーンで参加し、この日限りのスペシャルな「島人ぬ宝」を披露。
会場はこの日一番の盛り上がり、そして会場中誰一人欠けることのない一体感を残し、ライブは幕を降ろした。
鎌倉・由比ヶ浜が沖縄とハワイに染まり、参加者全員が笑顔で帰路につく。
本当に心踊る貴重な1日となったはずだ。
この『AMUSE SEASIDE CAFÉ ~浜唄~』は8月31日まで続き、BEGINの上地等、サンプラザ中野くんなどが出演するライブも予定されている。
■日程: 2019年7月1日(月)~2019年8月31日(土)
■営業時間 9:00~22:00
■営業場所:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜海水浴場 ※海浜公園前交差点下
■アクセス:JR横須賀線 鎌倉駅より徒歩15分・江ノ島電鉄 由比ケ浜駅より徒歩5分
■オフィシャルサイト:https://amuseuminoie.jp/2019/
■オフィシャルtwitter:https://twitter.com/amuseuminoie
■オフィシャルFacebook:http://bit.ly/amuse_hamauta
■オフィシャルInstagram:https://www.instagram.com/uminoie_hamauta/
<利用情報>
シャワー&ロッカー 大人1,500円 高校生以下 800円
パラソル利用 1,300円
ビーチベッド貸出 1,000円
浮き輪貸し出し 500円
シャワーのみ 800円、タオルのみ利用200円
<今後のライブ情報>
7月19日(金) 14:00~ / 16:00~ 弦カルテット
7月20日(土) 時間未定 上地等(BEGIN)+沖縄アーティスト
7月21日(日) 時間未定 上地等(BEGIN)+沖縄アーティスト
7月26日(金) 14:00~ / 16:00~ ハワイアン
7月27日(土) 時間未定 サンプラザ中野くん+パッパラー河合
<グッズ>
▼比嘉栄昇プロデュース「ゴーヤチャンプルートートバッグ」:¥3500
→石垣島でしか手に入らないトートバッグが海の家限定で特別に登場!
▼元祖 島ぞうり:¥700
→島人には定番の街履きも出来るゴム草履を沖縄から直送!
▼sawanicoハンドメイドブローチ(パイナップル):¥2,300
▼sawanicoハンドメイドブローチ(ピンクのブタ):¥2,300
▼sawanicoハンドメイドブローチ(ハット):¥1,200
→海の家の壁画を手がけた奥原佐和子さんのハンドクラフト作品!
▽うたの日Tシャツ(ホワイト・スカイブルー・ブラック):¥2,500
▽うたの日タオル(ホワイト・グリーン):¥1000
▽うたの日バッグ:¥500
▽うたの日フード付タオル:¥2500
▽うたの日サングラス:¥3000
▽OKICHU×うたの日コラボ島ぞうり:¥2,500
★鼻笛フッピー(ホワイト・ブラウン):¥1200