2003年のメジャー・デビュー・アルバム『ジェイミー・カラム』(原題:Twentysomething)以来、グラミー賞やブリット・アワードなど世界各国の音楽賞にノミネートされ、世界の隅々まで熱心なファンを持つミュージシャン、ジェイミー・カラム。自身のルーツへ立ち返ったジャズ・スタンダード・アルバムだった前作『インタールード』(2014)以来となる8枚目のニュー・アルバム『トーラー』が6月7日(金)発売された。
昨年のクリスマス時期に、ジェイミーがYouTubeで展開してきたワン・テイク・カヴァー企画『The Song Society Playlist』を配信リリースし、あらためてその音楽センスとミュージシャンシップの高さに注目と期待が集まる中、ついに届けられた最新オリジナル・アルバムだ。
音楽は自分とコネクトしたものであるべきだと感じ、今の自分や心境を反映させたアルバムになったという。
「この8枚目のアルバムをとても誇りに思っている。こういう音楽を作ったのは、今回が初めてじゃないかと思う。聴き手の皆さんにも、メランコリックな瞬間の中に喜びを感じてもらえたら嬉しい」(ジェイミー・カラム)
アルバム・タイトル『トーラー』、そしてタイトル・トラック「トーラー」は、正直であること、という新しいテーマを提示しているそうだ。
「同じレベルに立って、向き合い、正直に人との関係を築くことが大切だ。それが僕が大人になってからの人生において必要とされてきたことだから。タイトルには、実際に自分が小柄だという冗談も込めている(笑)。自分にとっては成長の時期だったいう意味を込めたんだ。音楽的には、この曲にはいかしたリフが入っている。聴いた人を、このリフがより大きく、より強くという気持ちにさせるんだよ」(ジェイミー・カラム)
ジェイミー・カラムの魅力の一つであるライヴは、伝説的な語り草となっている。ハービー・ハンコックから、ケンドリック・ラマー、セイント・ヴィンセント、ラン・ランまで、多彩なアーティストたちと共演したことがあり、ワールド・ツアーを40カ国以上で行い、各国の様々なフェスティバルに出演してきた。日本にもツアーで何度も訪れ、フジロック・フェスティバルに2回出演している。
また、英BBCラジオ2の音楽番組のパーソナリティとしてしても数々の賞を受賞。彼の番組にはこれまでにポール・マッカートニー、ギル・スコット・ヘロン、ポール・サイモン、クリント・イーストウッド、ケイト・ブッシュ、そしてメタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒ、さらには同じピアノ・マンであり自身の憧れのヒーローであるビリー・ジョエルなどの面々がゲスト出演している。さらに文筆活動や、写真、デザインにも情熱を傾けており、それに触発される形でムック本『The Eighty-Eight』を刊行するなど、どの分野に対しても無限の創造性と熱意を以ってアプローチし、その才能を発揮する。
そんなジェイミー・カラムの最も新しい結晶が、『トーラー』だ。
<商品情報>
ジェイミー・カラム 『トーラー』 発売中
CD: UICI-1153 / ¥2,500(税抜)+税
日本盤ボーナス・トラック1曲収録
試聴・購入:https://umj.lnk.to/JamieCullum_Taller
<アーティストページ>
https://www.universal-music.co.jp/jamie-cullum/
<プロフィール>
1999年インディ・レーベルで活動開始、2003年メジャー・デビュー。そのキャリアは20年間に亘り、アルバム売上数は1千万枚。ジェイミー・カラムは、世界中に熱心なファンがいる、優れたミュージシャンである。そのエキサイティングなライヴには定評があり、ハービー・ハンコック、ファレル・ウィリアムス、ケンドリック・ラマー、ラン・ランなど幅広いジャンルのアーティストと共演歴がある。
メジャー・デビュー・アルバム『ジェイミー・カラム』(原題:Twentysomething)は第47回グラミー賞「最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム」にノミネート。2009年映画『グラン・トリノ』(監督・主演:クリント・イーストウッド)に提供した曲「グラン・トリノ」はゴールデングローブ賞「主題歌賞」にノミネート。ブリット・アワードでもノミネート歴があり、数々のジャズのアワードを受賞している。
また、BBC Radio 2で放送中のラジオ番組も大好評で、Parliamentary Jazz Awardsで「Jazz Broadcaster of the Year」を、Radio Academy Awardsで「Best Music Programme」を受賞している。