杵屋響泉(きねや・きょうせん)が、105歳にして初のレコーディングに挑んだCD「一〇五(いちまるご)」を、4月24日にソニーミュージックの邦楽専門レーベル「粋凜」よりリリースする。
杵屋響泉は1914年(大正3年)、東京・築地に五代目杵屋勘五郎の一人娘として、400年もの歴史を持つ長唄宗家に生まれた。
4歳で父から長唄の手ほどきを受け、その芸歴は約百年に及び、伝統を継承しつつも、今年105歳にして初のCDレコーディングに挑んだアグレッシブな姿勢が、≪人生100年時代≫をリアルに体現する【奇跡の105歳】として大きな注目を集めている。
『長唄』に魅せられ、「これだけは若い人には負けない」という闘い続ける姿が、長生きの秘訣だという。
大正、昭和、平成、令和というこの先の時代を、技と芸を継承しつつもなお新しいことへ全身全霊でチャレンジする。
勇気と希望と共にいかに自分らしく生きるか、我々は今まさにその答えを目の当たりにする。
【奇跡の105歳・杵屋響泉】4月24日に、CDデビューを飾る。
■商品情報
タイトル:「一〇五 娘がつなぐ五世勘五郎の長唄世界」
発売日:2019年4月24日
価 格:2,315円+税
品 番:MHCL-2801
収録曲:1.賤の苧環 2.春秋 3.多摩川 4.楠公
発売元:(株)ソニー・ミュージックダイレクト
■杵屋 響泉(きねや・きょうせん)経歴
1914年(大正3年)、東京築地生れ。現役最高齢105歳の長唄三味線演奏家。
五代目杵屋勘五郎の一人娘として生まれ、父親から長唄の手ほどきを受けた。幼少期に、病気療養のため小田原へ転居。
1963年(昭和38年)、父が隠居名にする心つもりであった「杵屋響泉」を名乗る。
1967年(昭和42年)、父の五十回忌に当り「五代目杵屋勘五郎追善五十年記念祝賀長唄演奏會」を主催。
2005年(平成17年)に長唄協会より永年功労者として表彰され、国立劇場にて「賤の芋環」を演奏。
2013年(平成25年)には、白寿記念の演奏会『百乃壽(もものことぶき)』を開催。
2016年(平成28年)には、「五代目杵屋勘五郎追善百年祭」を、父の命日に主催。
2018年(平成30年)、富士フイルム(株)「楽しい100歳。」企画にて、父親作曲の「新曲浦島」を演奏。
2018年6月よりウェブコンテンツ公開中。(http://brand.fujifilm.co.jp/healthcare/movie/)
2019年(平成31年)、文化庁長官表彰を受ける。90余年後進の育成に励み、現在は娘・六響と共に「響泉会」「響の会」を主催。
今なお現役で多数の演奏会に出演。
<otonano杵屋響泉 特設サイト>
http://www.110107.com/kineya_kyousen
<杵屋響泉出演『104歳密着ドキュメンタリー』|富士フイルム「楽しい100歳。」ウェブサイト>