名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が、SKE48二期生10周年公演「10年経ってもみんなに会いたかった~」を2019年3月29日、SKE48劇場にて開催した。
10年前の今日は、二期生の合格発表の日であり、その思い出の日に、二期生の10周年公演が開催されることになったという。また、SKE48としては、「期生」の周年公演というものも初めてとなる。
SKE48の合格発表から丸10年を迎えた、高柳明音、斉藤真木子、内山命の三人は、それぞれの10年間を心に刻みながら劇場のステージに立つ。
「overture」から1曲目「10年桜」が始まると、この日を待ちわびたファンで溢れた会場からは大きな声援が飛び交い、二期生10周年公演の幕を開けた。
二期生3人それぞれの紹介映像が流れ、直後にソロパート。
斉藤真木子はダンスメドレー、内山命は「飛べないアゲハチョウ」高柳明音は「恋のお縄」を披露した。
最後の曲「掌」を歌唱し、アンコールに応えステージに登場した3人は「未来の扉」「桜の花びらたち」を続けてパフォーマンス。
最後のMCで内山命から、「わたくしから発表があります」と話し、「私、内山命は(5月末で)SKE48を卒業します」と突然の卒業発表。観客からは「やめないで」などの悲しみの声が飛び交った。
内山命は「二人がいるときに発表したいと思っていたので、二人の了承が得られないのであれば、やめておこうと思ったんですけど、私自身、本当に本当にやりきったといえるSKE48人生だったので、悔いは本当にありません。私は、SKE48を旅立ちます」と話した。
終演後、ステージを終えた率直な感想を聞かれた斉藤真木子は
「長かった。長かったけど、どの一瞬を切り取っても今日はないから、良かったなと思います。SKE48で良かったって改めて思いました」とコメント。
内山命は「もうちょっとできたかも、って思いました。一回ステージに立つと、もう一回やりたいっていう気持ちになりましたね。やりきったけど、もう一回できるならやりたい。」、高柳明音は「最近は、二期生としてもだし、一人ずつが先輩としてメンバーになにか教えたりすることが多かったけど、今回は同期だけだったから、お互いが同じテンションですべてできるし、同じ時間歩んできたってわかっているからこその信頼関係があったから、自分たちのためだけに、今日まで頑張ってこれたのは、SKE48に入って最初にしか感じられなかったことだから、初心にも帰れました。」とそれぞれコメントした。
更に、内山命の卒業について聞かれると、
斉藤真木子は「同期という以前に、一緒の時間を共にした時間が長かったメンバーなので、いつか来ると思ってたけど、いよいよかって思ってしまったし。でも彼女の前向きな姿勢が輝いて見えたので、応援したという気持ちになったし、それを踏まえて、私は最後の一人になってもSKE48でいたいなと思いました。」とコメント。
高柳明音は「いつ(卒業)してしまうんだろうって思っているところがあったから、(内山)命の生誕祭で言うんじゃないかな、とか、なんとなく察してた部分はあったんですよ。やり遂げたな、みたいな雰囲気があったから。あぁ、ここか、って思いました。KIIでの発表ではなく、同期の前で発表してくれたのは嬉しかったし、(2期生の)末っ子だから、先に行っちゃうのか、って言うのは率直な気持ちですけど。」とコメント。
内山命は「三人でやってきた期間も長いので、見送ってもらいたいな、見送りたくないな、って思っていました。今回の発表の場については、SKE48に入って、初めてっていうくらいわがまま言いました。今日がいいって言いまくって(笑)。本当に気持ちいいですね。
でも、まだ卒業したわけじゃなくて、卒業を発表しただけなのに、ファンの方が「やめないで!!」一生の別れみたいになっていたので、まだ2ヶ月ありますので、その間に感謝の気持ちを伝えていけたらと思ってます。」とコメントした。