ASIAN KUNG-FU GENERATIONがフルアルバム「ホームタウン」(2018年12月5日発売)を携えて開催中のASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2019 「ホームタウン」の東京公演が3月18日東京・恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。全35本のうち二日目となった本公演では、フロントアクトとしてHomecomingsが参加し花を添えた。
東京・恵比寿LIQUIDROOMに集まった満員のオーディエンスの大きな拍手に迎えられ、Homecomingsのライブがスタート。
アルバム「ホームタウン」の収録曲「UCLA」にゲストボーカルとしても参加しているボーカル畳野彩加の力強く伸びやかな歌声に、ベース福田穂那美、ドラム石田成美の作り出す時に爽快で時に優しいリズムと美しいコーラスワーク、そしてバンドの黒一点でもある福富優樹のギターが軽快に響く。
MCでは「みなさん、はじめまして。京都からきましたHomecomingsです。ASIAN KUNG-FU GENERATIONは中学生のときからずっときいてので、呼んでいただいて本当にうれしいのと、共演できるなんて思っていなかったので光栄です。ありがとうございます。」とツアー参加への思いを話すと、「色々とお話ししたいこともあるんですが、今日は限られた時間の中でみなさんに曲を聴いていただきたいので、なるべくたくさん曲をやりたいと思います。」と続けてライブは終盤へ。「Blue Hour」を含め、数曲を演奏しオーディエンスの体を揺らした。短い時間の中ではあるものの、凛とした優しい空気を会場にしっかりと残していった。
一際大きな手拍子に迎えられ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの4人とサポートキーボードの下村亮介(the chef cooks me)がステージに登場すると会場の熱量が一気に高まる。サウンドデザインにも徹底的にこだわったアルバム「ホームタウン」を携えての今回のツアー。最新作からの楽曲はもちろん、ライブで披露するのが久々になる楽曲なども含め、新旧を織り交ぜたセットリストでオーディエンスを楽しませた。
「こんばんは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。東京大丈夫?緊張してるようにみえるけど、リラックスして自由に最後まで楽しんで。」というボーカルギター後藤正文のMCから、イントロのギターフレーズとドラムの響きが印象的なアルバムタイトル曲「ホームタウン」を披露。サビではリズムに合わせ手拍子が会場に鳴り響く。
ライブは前半から「モータープール」、「荒野を歩け」など最新の楽曲群の中に「ループ&ループ」など人気曲も織り交ぜて展開していく。アルバム制作を経てよりパワフルにそして重心の低くなった伊地知潔のドラムとベース山田貴洋がつくるリズムの上で喜多建介のギターリフが鮮やかに鳴り響く。
中盤ではシングル「リライト」のカップリングとして収録された「夕暮れの紅」などライブでは久々になる楽曲も披露しオーディエンスを沸かせた。また、MCでは後藤がシニカルな笑いも交えたトークを展開しつつ、「同じ時代を生きてこうして一緒にいれることって結構ラッキーなことだなと思うんですよ。いろんなバンドとの対バンとかもそうなんですけど。こうやって俺たちのツアーの二日目を見てもらえてとてもうれしいです。ありがとう。」と集まったオーディエンスに感謝を述べた。
ライブ後半には、一昨年末に開催されたFEEDERとの対バンツアーで初披露したFEEDERグラント・ニコラスとの共作「スリープ」をエモーショナルに歌い上げ、アルバム「ホームタウン」での新たな試みにもなっている共作、提供楽曲で開いた新たなASIAN KUNG-FU GENERATIONの一面を見せた。また、「レインボーフラッグ」などの楽曲では今回のアルバム制作を経て進化をみせたバンドサウンドのボーカルへの影響が顕著にあらわれ、今まで以上にボーカル後藤の歌う歌詞の輪郭がはっきりとみえるようになり聴き手に優しく、力強く届く。特に「みんなにあえてうれしいです。ありがとう。」という後藤のMCから語りだすように歌いだされた「ボーイズ&ガールズ」では、オーディエンスが言葉ひとつひとつを噛みしめながらじっと聴き入っていたように感じた。
一度ステージを後にしたのち、アンコールの歓声に迎えられ再びステージに戻ってくると「ソラニン」、「Re:Re:」を立て続けに披露。「ソラニン」のイントロのギターの一音が鳴った瞬間に会場からは歓声が沸き上がり会場のボルテージが一気に上がると、「Re:Re:」のサビではオーディエンスの大合唱が起こる。
そして最後に「魂が揺さぶられればなんでもいい。それが文学でもいいし、詩作でもいいし、絵画でもいいし、ダンスでもいいし、友だちといることでもいいし、それが一番大事だなと思っていて。自分が作るものがみんなのことを縛るものではなくて何かを解放するものであって欲しい。」とメッセージを残して、新曲「解放区」を披露しこの日の公演の幕を下ろした。
なお、本ツアーは残すところ10本となる前半のライブハウス公演、そして13本のワンマンホールツアーを予定。ライブハウスの各公演にはゲストアーティストによるフロントアクトもあるため、是非各公演情報をチェックして欲しい。
【Live Information】
ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2019 「ホームタウン」
3月16日(土) 宮城 SENDAI GIGS ※フロントアクト:Age Factory
3月18日(月) 東京 恵比寿 LIQUIDROOM ※フロントアクト:Homecomings
3月21日(木祝) 愛知 Zepp Nagoya ※フロントアクト:Homecomings
3月28日(木) 大阪 なんば Hatch ※フロントアクト:Homecomings
3月29日(金) 大阪 なんば Hatch ※フロントアクト:ROTH BART BARON
4月8日(月) 東京 Zepp Tokyo ※フロントアクト:MONO NO AWARE
4月9日(火) 東京 Zepp Tokyo ※フロントアクト:ROTH BART BARON
4月12日(金) 北海道 Zepp Sapporo ※フロントアクト:Tempalay
4月15日(月) 福岡 Zepp Fukuoka ※フロントアクト:Tempalay
4月17日(水) 熊本 熊本B.9 V1 ※フロントアクト:折坂悠太
4月18日(木) 鹿児島 鹿児島 CAPARVO HALL ※フロントアクト:折坂悠太
4月21日(日) 沖縄 ミュージックタウン音市場 ※フロントアクト:唾奇
—(以降ワンマン公演)
5月18日(土) 埼玉 サンシティ越谷 大ホール
5月19日(日) 埼玉 サンシティ越谷 大ホール
5月22日(水) 神奈川 横須賀芸術劇場
5月25日(土) 宮城 仙台サンプラザホール
5月29日(水) 東京 中野サンプラザ
5月30日(木) 東京 中野サンプラザ
6月1日(土) 茨城 茨城県立県民文化センター
6月4日(火) 埼玉 大宮ソニックシティ 大ホール
6月7日(金) 北海道 札幌 わくわくホリデーホール
6月12日(水) 大阪 大阪フェスティバルホール
6月13日(木) 大阪 大阪フェスティバルホール
6月16日(日) 愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール
6月21日(金) 広島 上野学園ホール
6月23日(日) 群馬 群馬音楽センター
6月29日(土) 石川 本多の森ホール
6月30日(日) 新潟 新潟県民会館
7月4日(木) 千葉 市川市文化会館
7月10日(水) 兵庫 神戸国際会館 こくさいホール
7月12日(金) 福岡 福岡サンパレス ホテル&ホール
7月14日(日) 香川 サンポートホール高松・大ホール
7月21日(日) 静岡 静岡市民文化会館 大ホール
7月24日(水) 神奈川 パシフィコ横浜
7月25日(木) 神奈川 パシフィコ横浜
チケット料金:
3-4月公演 スタンディング ¥5,500 / 2階指定席<一部会場> ¥6,000 (税込)
5-7月公演 全席指定 ¥6,000 (税込)
一般発売日: 2/9(土)<~4/21公演> ・4/13(土)<~6/21公演>・5/18(土)<~7/25公演>
※3歳以上チケット必要
※児童の耳を大音量から守る為、お子様連れのお客様はイヤーマフ等のご持参をお願いします
※ドリンク代別途必要(3-4月公演)
[高校生以下対象 学割あり]
高校生以下の方は当日会場にて¥1,500 キャッシュバックいたします。
中学生/高校生の方は学生証を、小学生以下の方は年齢を証明できるものを持参下さい。
*キャッシュバックは当日、会場に来られた方に限ります。
*当日、学生証をお持ちにならなかった方へはキャッシュバックはいたしません。
★オフィシャルHP先行3次(イープラス)受付
受付期間:2019年1/9(水)12:00~1/16(水)18:00
最新情報はツアー特設サイトにてご確認ください。
http://www.akglive.com/tour2019/