2月1日(金)タワーレコード渋谷店5階イベントスペースにて、シンガーソングライター中村月子のミニアルバム「記憶の園に」リリースイベントに合わせ、ジャケットを作画した日本画家丁子紅子(ちょうじべにこ)とのコラボアート展「紅月」(3月21日〜24日@GUM表参道)の先行プレイベントを開催した。
日本画とJ-POPのコラボレーションということもあり、今年1月に大きくリニューアルした会場は音楽ファンのみならず、アートファンや関係者で埋め尽くされた。
ステージにはイベントのメインビジュアルにもなっている丁子紅子最新作の原画が飾られ、幻想的な月の映像が大型LEDに映し出されると、中村月子が登場し未発表曲「ヒメゴト」を歌唱。長い黒髪をなびかせ、エレキギター一本のスタイル、ブルージーな雰囲気と圧倒的な歌声で、あっという間にオーディエンスを引き寄せる。
続くミニアルバム収録のアップナンバー「昔話」で熱くなったステージにスペシャルゲストの丁子紅子を呼び込む。さらにアルバムのボーナスCDに収録の新曲「トメテ」の制作に携わった謎の覆面リミキサーpepensowをDJに迎え、ライブペインティングがスタート。DJリミックスでの歌唱が初めてとは思えないほど自信に満ち、何かに取り憑かれたように歌う中村月子。音と一体化し舞うように筆を進める丁子紅子。新しい形のパフォーマンスにオーディエンスは釘付けに。どんどんと高揚していく「記憶の園に」「トメテ」のリミックスメドレーのエンディングでは中村月子が自ら筆を持ち、丁子紅子と同時に一振り。弾ける蛍光色で作品にアクセントを加え仕上げた。
イベント最後には再び中村月子ひとり弾き語りで、昨年USENウィークリーランキング1位になった「新しいうた」を熱唱し、鳴り止まない拍手とともに閉演した。
閉演後の特典会を待つ長蛇の列は、この若いアーティストふたりの新しい挑戦への期待度を測ることができた。
ふたりの出会いは一昨年に遡り、偶然Twitterで見かけた丁子紅子の作品に魅了された中村月子からDMで直接連絡を取ったのがきっかけ。その後、モデルとしてヌード画の作画を依頼した。そのポスターは全国のライブハウスなどに貼り出され話題になり、今回のミニアルバムのジャケットに使用することなった。
その後、新たにモデルとして3作品を作画、その作品は昨年5月5日から開催された丁子紅子個展「沈黙する身体、あるいは真実」で展示され、中村月子はオープニングセレモニーでライブ歌唱した。そのライブでは丁子紅子作品に触発され作られた「記憶の園に」を初披露した。その3作品のひとつは、中国で配信リリースされた「PLANET」のデジタルジャケットにも使用されている。
絵画と音楽という互いの分野で刺激し合うふたりが企画した今回のアート展は、出会った頃からの構想で、1年以上の時間を経て実現することになったという。
オリンピックイヤーを目前に、テクノロジーとはまた別の価値、日本ならではの絵画と音楽を武器に新しいエンタテインメントに挑戦する若いアーティストたちに期待が高まる。
丁子紅子×中村月子
コラボアート展「紅月」
2019年3月21日(木・祝)〜3月24日(日)
10:00〜20:00(ライブパフォーマンス:18:00〜19:00)
*最終日‘3/24のみ10:00〜18:00(ライブパフォーマンス:16:00〜17:00)
GUM表参道 東京都港区北青山3-110-25
入場無料
<スペシャルパッケージCD>
丁子紅子ジャケット作画
ミニアルバム「記憶の園に」+未発表新曲「トメテ」ボーナスCD付
タワーレコード渋谷店限定 ¥1,500(税込)
<紅月コラボTシャツ>
コラボアート展「紅月」先行販売
丁子紅子作画中村月子コラボTシャツ(Mサイズ・XLサイズ)
タワーレコード渋谷店限定 ¥3,000(税込)
中村月子オフィシャルウェブサイト
丁子紅子オフィシャルウェブサイト