きゃりーぱみゅぱみゅが、12月8日(土)に東京・ 東京国際フォーラム ホールAで、全国ホールツアー「きゃりーぱみゅぱみゅ JAPAMYU HALL TOUR 2018『星屑のチェリーマティーニ』」の追加公演を開催した。全国20箇所、約4万人を動員した国内ホールツアーの最終日。9月26日にリリースされた4年ぶりのオリジナル4thアルバム『じゃぱみゅ』からの楽曲も多数披露される、きゃりーの新たな魅力が詰まったライブが繰り広げられた。
今回のライブのコンセプトは、キャバレー。幕が開くと、カクテルグラスの中に入ったきゃりーが「恋ノ花」を歌唱し、ライブはスタートする。きらびやかなステージで、ファーのついたピンクのガウンを羽織ったきゃりーは「チェリーボンボン」を披露し、ダンサーとともにポップでゴージャスな世界観を見せていく。
きゃりーが、「今回のライブは、キャバレーのような世界観をお見せしたいです。かわいいキュート寄りな曲がいっぱいになってます」と語ると、ファンの大歓声が沸き起こった。
「CANDY CANDY」でライブのテンションをアップすると、「Drinker」ではバーカウンターのセットで歌唱。キラキラなポップチューン「おしえてダンスフロア」でかわいいお姫様感を演出したあとは、「演歌ナトリウム」で元素をラップ。カラフルな世界が次々と展開されていく。
インターバルを挟んで、黒の衣装の男装となったきゃりーは、エレクトロポップの「No No No」で、椅子を使ったダンスを披露。「とどけぱんち」では、こぶしを突き上げて観客をヒートアップさせた。
MCコーナーで、今回のツアーのコンセプトが語られた。「大阪に、ミス大阪って昔ながらのキャバレーがあるんです。そこでライブをしたいなと思ったのがきっかけで、今回キャバレーを作っちゃいました。裏テーマは、きゃりーっていう伝説のキャバレーの子が人気がありすぎて病んでお休みをして、その伝説の復帰公演っていう裏テーマがあります」と述べられる。さらに衣装の中で一番キラキラな小物のバッグは、「叶姉妹のプレゼント」であることが明かされた。
ライブに戻ると、キャッチーなダンスチューン「ちゃみ ちゃみ ちゃーみん」「もんだいガール」と勢いを上げていき、「ファッションモンスター」で会場はさらなる盛り上がりとなった。
再びインターバルを挟むと、巨大な“KYARY”の電飾のセットが表れる。水着姿のきゃりーのコラージュがプリントされたワンピースを着たきゃりーが、ダンスチューン「トーキョーハイウェイ」を披露。「原宿いやほい」では、観客と一緒に“ワンツーいやほい!”をシャウトした。
質問コーナーでファンと楽しく会話をしたあと、「にんじゃりばんばん」からライブは後半戦に突入。和風メロディのテクノポップナンバー「音ノ国」では、きゃりーと観客全員がペンライトの光を一斉に変えて、会場全体の色が次々と変わる美しい光景が広がった。そして「きみのみかた」でさらなる盛り上がりを見せ、「キズナミ」でポップな世界観を作り上げてライブ本編が終了。
興奮の冷めやらない観客のアンコールに応えて、きゃりーがステージに登場して「キミに100パーセント」をパフォーマンスする。
MCで、きゃりーは今回のツアーの感想を語っていった。
「9月から全20本のツアーでしたが、ほんとにあっという間でした。すごく楽しくて、こんなに終わってほしくないと思ったツアーは今までなかったです。それを考えたときに、これは中田さんが『じゃぱみゅ』っていう素敵なアルバムを作ってくれたからだと思って、ツアーの移動のバスで中田さんにメールしたんです。“中田さんの素敵な楽曲を歌ってて、生きてて最高に楽しいです”って書いたら、中田さんから、“こちらこそ、きゃりーでしか書けない曲がたくさんあるからオレもすごく楽しいよ”って言ってくれて、感動してバスの中で泣きました。今日ライブしてて楽しいのは、素敵な楽曲があって素敵なスタッフさんがいて、そして素敵なファンのみなさんがいるから私は成立してるだなって心から思いました」と感慨深い思いを口にすると、観客から大きな拍手が送られた。
さらにきゃりーは、来年以降のライブの野望も語っていく。「今、興味があるのが歴史を振り返るライブ。アウストラルピテクスから始まりとか面白いかなって。あと、神聖な場所でのライブもいいなとか思ったりしてます。まだまだやりたいことがたくさんあるので、またライブに遊びに来てください!」と声にすると、観客も大歓声で応えた。
そして、最後の最後は、「最&高 (Album Edit)」を会場全員で楽しく温かい空間を作り上げ、キラキラの金ふぶきに包まれてライブの幕は閉じた。
ライブでは、きゃりーにしか作れない、ポップでキュートなキャバレーという世界観をたっぷりと楽しめた。この先もどんなステージで楽しませてくれるのか、きゃりーの驚きに満ちた次なる展開に期待しよう。
カメラマンクレジット「Aki Ishii」
【公演情報】
きゃりーぱみゅぱみゅ JAPAMYU HALL TOUR 2018「星屑のチェリーマティーニ」
2018年09月21日(金) 18:30 /会場:埼玉・和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール
2018年09月24日(月・祝) 17:00/会場:千葉・市川市文化会館
2018年09月28日(金) 18:30 /会場:愛媛・西予市宇和文化会館
2018年09月29日(土) 18:00 /会場:徳島・鳴門市文化会館
2018年10月06日(土) 18:00 /会場:島根・島根県民会館
2018年10月08日(月・祝) 17:00/会場:広島・広島文化学園HBGホール
2018年10月14日(日) 17:00/会場:新潟・新潟県民会館
2018年10月20日(土) 18:00 /会場:茨城・結城市民文化センターアクロス 大ホール
2018年10月27日(土) 18:00 /会場:大阪・大阪国際会議場 メインホール
2018年10月28日(日) 17:00 /会場:愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
2018年11月03日(土・祝) 18:00 /会場:宮城・仙台サンプラザホール
2018年11月04日(日) 17:00 /会場:福島・いわき芸術文化交流館アリオス
2018年11月11日(日) 17:00 /会場:東京・中野サンプラザホール
2018年11月14日(水) 19:00 /会場:北海道・釧路市民文化会館(大ホール)
2018年11月16日(金) 18:30/ 会場:北海道・わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
2018年11月24日(土) 18:00 /会場:兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2018年11月25日(日) 17:00 /会場:兵庫・豊岡市民会館 文化ホール
2018年12月01日(土) 18:00 /会場:福岡・福岡サンパレスホテル&ホール
2018年12月02日(日) 17:00 /会場:熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2018年12月08日(土) 18:00 /会場:東京・国際フォーラム ホールA
http://2018hall.kyary.asobisystem.com
【リリース情報】
■9/26発売 4thアルバム「じゃぱみゅ」
・初回限定盤 \4,800(税抜) CD+DVD WPZL-31480/1
※初回限定デジパック仕様スペシャルフォトブック&まるっと23曲「KPP JAPAN IYAHOI TOUR 2017」ライブ映像DVD付き
・通常盤 \3,000(税抜) CD WPCL-12900
【きゃりーぱみゅぱみゅプロフィール】
2011年夏に、ワーナーミュージック・ジャパンから、中田ヤスタカプロデュースに よるミニアルバム「もしもし原宿」でメジャーデビュー。これまでリリースしたフルアルバム「ぱみゅぱみゅレボリューション」「なんだこれくしょん」「ピカピカふぁんたじん」は、全てオリコンチャートの初登場1位を獲得。また、そのアルバムは、北南米、欧州、オセアニア、アジア圏など世界4大陸、15ヶ国(地域)で同時発売され、これまでに10万人以上を動員する4度のワールドツアーも成功。今年は、9月26日に4年ぶりの4thアルバム「じゃぱみゅ」のリリース。そのアルバムを引っさげた国内ホールツアーを全国20か所で開催した。そのかわいい容姿からは想像がつかないほど自由奔放で、オリジナリティ溢れる表現でファンを魅了し続け、アーティスト活動とファッション面での活動を掛け合わせた、『HARAJUKU』のアイコンとしての存在が全世界から注目を集めている。
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