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ザ・シネマ『町山智浩のVIDEO SHOP UFO in 東京コミコン』の公開収録イベント オフィシャルレポート

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洋画専門チャンネル、ザ・シネマがお届けするオリジナル番組「町山智浩のVIDEO SHOP UFO」の公開収録が12月1日、幕張メッセで開催された「東京コミックコンベンション2018」(以下東京コミコン2018)コミコンステージで行われ、大勢の観客が詰めかけた。

 

ビデオショップ店長に扮した映画評論家・町山智浩が、「今の時代、忘れられかけてしまっている、またはソフトでの鑑賞も困難になってしまっている、しかし大変素晴らしい映画」という条件で作品を厳選、その映画を自ら解説するという本番組。

東京コミコン2018で行われた今回の収録は「町山智浩のVIDEO SHOP UFO in 東京コミコン2018」と題して、町山店長がLAより幕張に1日限りの出張開店をするというコンセプトで実施された。

 

今回紹介する、幻のカルト映画『ミュータント・フリークス』(ザ・シネマで12月20日(木)に放送)は、元国民的子役だったリッキーたちが、見世物小屋の興行師に監禁されてしまうさまを描き出すブラック・コメディー。「ビルとテッド」シリーズで、キアヌ・リーヴスと共演したアレックス・ウィンターが、トム・スターンとともに共同監督を務めている。

 

この映画のレアさについて町山は「この映画は1993年に作られたんですが、アメリカではNYとロスでひっそりと劇場公開されて、その後は封印されてしまい、劇場公開はされていません。その頃、日本では松竹富士という配給会社が公開しようとして、『東京国際ファンタスティック映画祭』などで上映されましたが、それっきりです。それ以降、少なくとも日本ではDVDになりませんでした」。

 

本作はハリウッドの大手映画会社20世紀フォックスが制作。キアヌ・リーヴス、ブルック・シールズというトップスターをはじめ、特殊メイクにスクリーミング・マッド・ジョージ、ストップ・モーション・アニメーション界の巨匠デヴィッド・アレンなどそうそうたるスタッフ、キャストが参加した。それにもかかわらず、封印されてしまった。実は観てみると非常に楽しくてバカバカしい映画なんですね。まずとんでもないのが、キアヌが最初から最後までずっと画面に出ているのに、どこに出てるか分からないということ。そして美人女優だったブルック・シールズがとんでもない役をやっているということ。映画が会社が期待する売りを全部破壊するというとんでもない内容だったんです。超大物たちが集まってものすごくバカな映画を作った」という説明に会場も興味津々。

 

だがそれが逆に話題となり、その後は知る人ぞ知る映画としてカルト化していった。この日の客席にも、キアヌ・リーヴスふんするドッグボーイのコスプレをしたファンの姿もあり、本作がファンに愛されている様子がうかがい知れた。「このようにフィギュアも発売されるほどの人気を集めたんですが、(関係者は)誰もこの映画のことを大切にしなかったため、フィルムが紛失してしまったんです。でも最近になってどこかでプリントが発見されたのでDVDが発売されることになったというわけです」とその経緯を解説する。

 

そして「この映画を今、見直してみると実に後生の映画に影響を与えているなということが分かると思うんです」と続けると、「例えばロブ・ゾンビの『マーダー・ライド・ショー』なんて、この映画とコンセプトが一緒ですよね。それから、この映画に出てくる、ひげを生やした女性は『誰が何と言おうが、これがわたしだから』と言うんです。最近も、ひげを生やしたレディーが『This is me』と歌う映画が大ヒットしましたよね。おそらくこの映画が、”あの大ヒット作”にも影響を与えているんだと思うんです。いい時代になりましたね」と笑ってみせた。

 

そして公開収録終了後は、会場内の「スカパー!」ブースに場所を移して、ミニトークショーを実施し、今後の放送予定作品を先取り解説した。こちらも多くの観客が詰めかけ、その解説に熱心に耳を傾けていたが、そんな観客に向けて「最近はネタばれということで、映画の後半部分の解説ができないんですよ。でも映画を観た後の解説というのは重要なんです。昔はテレビの映画劇場の解説はたくさんあったんですが、最近はなくなってしまった。だからこの番組でやってみようと思いました。観た後に、今のあれは何なのというところを解説したいと思います」とその重要性を語りかけた。

 

【日時】12月1日(土) 14:15~

【場所】幕張メッセ 「東京コミコン2018」コミコンステージ (千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)

【登壇】町山智浩

 

 

■『町山智浩のVIDEO SHOP UFO(ビデオショップ ユーエフオー)』とは

2018年4月にスタートしたザ・シネマのオリジナル番組。アメリカ在住の映画評論家・町山智浩さんが、「今の時代、忘れられかけてしまっている、またはソフトでの鑑賞も困難になってしまっている、しかし大変素晴らしい映画」という条件で激レア作品を自ら選定し、映画本編の前と後に、合計30分弱のしっかりとした映画解説を付けます。圧倒的な知識量で一本の映画の背後に広がる情報の宇宙をナビゲートし、数レベル上の作品理解と知的好奇心の充足感に導いてくれる、そんな町山名解説を、LAからザ・シネマがお届けしています。

 

▼『町山智浩のVIDEO SHOP UFO』本編前の解説をザ・シネマ公式YouTubeチャンネルで公開中!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLL6r0NrItmIyB_ONtTsuN9VNyKtUHp4O6

 

▼「ザ・シネマ」WEBサイト内ページ:https://www.thecinema.jp/special/ufo/

 

■映画『ミュータント・フリークス』

「ビルとテッド」2作のビル役アレックス・ウィンターが共同監督。

2作目の死神役ウィリアム・サドラーや、まさかのキアヌその人までもが、まさか!の役で出演。

 

▼ザ・シネマWEBサイト内、番組詳細:https://www.thecinema.jp/program/04298

初回放送:2018年12月20日(木) 深夜 01:15 – 03:30

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