新メンバーのお披露目も兼ね、新衣装と新たなウィッグを身につけた新生2.5次元コスプレアイドルユニット「愛夢GLTOKYO」として、彼女たちは11月6日(火)に新宿ReNYで行った主催イベント「COLORfes」の舞台に立っていた。
メンバーは、NEOアリカーベル/リオルジャネイヨ/カリコルニア/進撃のバッハ・ムート/オサキーヌ/ベリザベス15世の6人。ここからが「愛夢GLTOKYO第2章」が始まる…と言いながらも、メンバー自身は、これまで愛夢GLTOKYOとして重ねてきた歩みを継続しながら、さらにパワーアップした姿として今を捉えている。
現在の愛夢GLTOKYOの魅力を、「生歌で熱唱するパートを全体的に増やしました。もちろん、ボーカロイドの良さも残したいので、そこも変わらず活かしていますけど。今は、歌唱力勝負の面が強くなっています。わたしたちの強みはミュージカルのようなパフォーマンスを見せることであり、そこが何よりも大切なこと。動きの面でも細かいところまでしっかり描けるように、フォーメーションもかなり煮詰めました」(NEOアリカーベル)と語ってくれた。
今の愛夢GLTOKYOが一番に伝えたいのは、「生きてゆく」というメッセージ。それは、ライブで披露し始めた新曲たちにも描き出されている。
「『君想千夜』は、お姫様が普通の男性に恋をしてしまうけど、自分はお姫様だから国を守らなければいけない。だから恋をあきらめてしまう。だけど、生まれ変わったらあの人と一緒になりたい。片思いをしていた女の子が、たまたまその物語を知り、「わたしはこの想いを語り継ぐ」と決意してゆく歌。もう1曲の『YELL』は、王道なアイドルソング。「あの人に憧れている」けど、そのために何をしたらよいのかがわからないし、孤独で頑張れなかった。でも今は仲間がいるから、その仲間と一緒に切磋琢磨しながら頑張っていく。その姿にエールを送ろうという歌です」(NEOアリカーベル)
現在のメンバーについても、「進撃のバッハ・ムートは幼い感じですけど、努力の塊みたいな子。オサキーヌは癒し系でほんわかしているのに、メッチャ頑固。歌はとても上手です。ベリザベス15世は、お姫様…というか、妖精さん。歌もめちゃめちゃ上手い子ですね。カリコルニアは、頼もしいムードメイカー。リオルジャネイヨは、それまで末っ子だったのに、気づけばこんなにも信頼出来る存在になりました。そしてわたしは…これからはライブへフルで出ます(笑)。ただし、歌は若手が中心のように、若手の魅力を全面に押し出してゆくのが新生愛夢GLTOKYOになります」(NEOアリカーベル)と語ってくれた。ここからは、第二章愛夢GLTOKYOのお披露目となった、11月6日・新宿ReNY公演の模様をお届けしたい。
新生・愛夢GLTOKYO、お披露目ライブレポート!!
新生・愛夢GLTOKYOのお披露目ライブは、ボカロを駆使した四つ打ちのカラフルダンスポップチューン『はじまりのうた』から幕を開けた。6人が一斉に右に左へと集団で大移動しながらファンたちを可愛く挑発してゆく。愛夢GLTOKYOの特色であるボカロと生歌をこれまで以上に大胆にミックス。6人がキュートな歌声でせまれば、ボカロの声が、彼女たちのパフォーマンスへカラフルな彩りを加えてゆく。熱狂を覚えながらも、止まることを知らないステージングに視線は奪われ続けていた。ヤバいくらいに進化したね、愛夢GLTOKYO。
続いて飛び出したのが、新曲の『君想千夜』。タイトルからも香りが漂うように、この歌は和心と郷愁を抱いた音色から幕を開ける雅なEDM TUNE。激しく疾走するダンスビートの上に絡みあう多彩な和楽器の音色の数々。華激で躍動的なダンスナンバーへ、彼女たちは和な装いをミックス。歌詞には、切ない恋物語を投影。雅に、華やかに疾走する楽曲に合わせ、舞台劇を描くように歌い踊る6人。その姿に触発され、フロアー中の人たちが前へ押し寄せ、熱狂に身を投じていた。モニターに足をかけ観客たちを煽るNEOアリカーベル。この音楽スタイルこそが、世界へ向けた愛夢GLTOKYO流ジャパニーズヲタクカルチャーミュージックだ。
愛夢GLTOKYOは立て続けに新曲を披露。続く『YELL』は、心へ熱いエールを送るマーチングなダンスチューン。光を携え疾走する演奏。何より彼女たちの歌声が、触れた人たちの気持ちをぐいぐい未来へ引っ張ってゆく。間奏では、ラップをぶつけ煽る場面も。激しい表情からファニーな3拍子へ転調する場面もと、1曲の中へ可愛い熱狂のドラマを投影。心を騒がせるその展開こそ『YELL』の魅力だ。疾走するビートへ飛び乗り、軽快にステップを踏みながら歌いはしゃぐメンバーたち。その姿は、触れた人たちに進むべき未来への指針を。何より、熱狂と興奮のエールを送ってゆく。
後半のスタートは、愛夢GLTOKYOのライブを熱狂で支えてきたチップチューン『流星のワルキューレ』だ。いきなりヘドバンからの幕開け。観客たちも、最初から全力で熱い声をぶつけだす。場内中へ響く「走れー!」「走れー!」の熱い歌のやりとり。可愛い表情やチャーミングな振りはそのままに、さらに熱と華やかさを加えた姿へ『流星のワルキューレ』を進化。何よりこの歌は、触れた人たちの心へ青春という熱を沸き立てる。「この汗は宝物だから」の歌詞のよう、この歌に触れていると騒がずにいれない。興奮したNEOアリカーベルは、客席に設置したバーへ立ち観客たちを煽りだす。『流星のワルキューレ』、胸に力を、心に明日へ突き進むエナジーを注ぎ込む最高のパワーチップチューンだ。
最後に愛夢GLTOKYOは、激しく感情と頭を揺さぶる熱狂エレクトロポップナンバー『Red Magic』をプレゼント。ミュージカル劇を描くように、6人は可愛いさを振りまきながら、場内へ興奮の声飛び交う様を描きだす。彼女たちに煽られ「うっほっうっほっ」と声と張り上げる観客たち。落ちサビでは、リオルジャネイヨの歌の見せ場も登場。一気にWindows 98からWINDOWS 10へとアップデートした愛夢GLTOKYO、この楽しさはゲームを攻略してゆく以上の興奮と楽しさだ。
最後に、今後の愛夢GLTOKYOについての言葉も乗せておこう。
「私たちの中には、2019年に描くべき目標が明確にあります。現状でお伝え出来るのは、11月末から中国は広州へ行くように、今後、アジアを舞台にしたお仕事が増えれば、アメリカからもコスプレイヤーとしてのオファーが届いているように、より海外を見据えた展開を仕掛けていくこと。でも、わたしたちは日本が大好きなので、もっともっと全国各地のアイドルやアニメ、コスプレが大好きな人たちの元に逢いにいけたらなとも思っています。2019年は、もっと表と裏の二面性を見せていこうと、そのための仕込みも始めているように、来年の春や夏前には、みんなが「うおーっ!!」となることを仕掛けます」(NEOアリカーベル)
TEXT:長澤智典
愛夢GLTOKYO Web
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NEOアリカーベル
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リオルジャネイヨ
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カリコルニア
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バッハ・ムート
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オザキーヌ
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ベリザベス15世
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─セットリスト─
『はじまりのうた』
『君想千夜』
『YELL』
『流星のワルキューレ』
『Red Magic』