来年早々に発売予定となる新曲「時を越える夜に」は、Wakanaが作詞を担当。彼女が歌を志した頃から深く親交のある作曲家のShusui氏が、スウェーデンのソングライター/プロデューサーのAndres Dannvik氏とともに作曲を担当した、透明感のある北欧的な楽曲となっている。そしてShusui氏自身も「この『時を越える夜に』は、Wakanaさんのボーカルと歌詞、私達のメロディーとサウンドが合わさった最高のポップスになっていると思います」と自信を見せる仕上がりとなっている。
この新曲について「わたしが生まれて初めて作詞をした曲」と明かしたWakanaは、「今回のツアーでも必ず歌った曲です。沢山のアンケートに『時を越える夜に』がとても良かったとあり、とてもありがたいです」と笑顔を見せた。
東京から始まった本ツアーは、福岡、名古屋、大阪と敢行。各地でチケットが即日完売となり、急きょこの日の追加公演が決定。この日の追加公演も即完売となるなど、大成功を収めた。この日の追加公演では、Kalafina楽曲やオリジナル楽曲などをWアンコールを含む全18曲を披露している。このツアーを振り返り、「あっという間だった。公演ごとに、しっかりとお客さまと一緒に音楽を楽しめた。ライブなので、皆さんの反応が直に届くのは嬉しい。皆さんがどんどん笑顔になっていくのが印象的」と充実した表情を見せた。
「『時を越える夜に』がソロ第一弾のリリース。今後のWakanaをどうぞ見ていただきたい!」と決意を語った。
▼以下 Shusui様 コメント全文
私とWakanaさんとの出逢いは今から15年ほど前に遡ります。
彼女が某オーディションで故郷の福岡から上京した際に僕が審査員として彼女の歌声を初めて聴きました。美しく透き通ったハイトーンボイスで魅力的な声だったことを今でも覚えています。
Wakanaが今回ソロデビューすることになり、「スタート曲はShusuiさんにお願いしたい」という希望を頂き、成功の一助になってあげたらと、真剣に取り組み、Kalafinaのハーモニーとして10年間の活動の中で、より磨きがかかった美しいハイトーンボイスの声を活かし、中近東や欧州に郷愁に感じる楽曲を書いてみようと思いました。
僕が長年SwedenのStockholmにてコライト(共作活動)をしている中で出逢った信頼の置けるソングライター/プロデューサーのAnders Dannvikさんとの共作曲をWakanaさんに提供し、レコーディング致しました。すると、何とも言えない化学反応のような透き通った透明感のあるまさに北欧的な音楽が生まれました。
ただ最初は英語のデモだったので、そこに日本語をどうやって合わせるかを彼女と相談しました。いくつかの選択肢の中で私達が出した答えは、Wakanaさん自らが作詞をしてみようということでした。
始めての経験に戸惑いながらも真面目に取り組んで、彼女の中から生まれた大切な言葉を引き出すことに成功したと思います!
新たな一歩を自らの言葉で歌い表現することの大切さも同時に発見できたと思います。
この「時を越える夜に」は、Wakanaさんのボーカルと歌詞、私達のメロディーとサウンドが合わさった最高のポップスになっていると思います。
是非、皆さまに聞いて頂きたい作品です。
2018年10月17日
Shusui