グループサウンズの時代からスタジオミュージシャンとして活動をスタート。その後、ハルヲフォン、ビブラトーンズと、歌謡曲とロックを股にかけたバンド活動を展開したかと思えば、元JAGATARAのOTOらと人力ラップビッグバンド、ビブラストーンで日本のヒップホップの先駆けとなり、現在は週刊文春で連載中の人気コラム「考えるヒット」でも知られる近田春夫が、久々のソロアルバムを10月31日にリリースする事が決定した。
近田春夫ソロ名義としては「星くず兄弟の伝説」から実に38年ぶりであり、作家陣には、秋元康、のん、AxSxE、児玉雨子らに加え、筒美京平マニアの市井の作家などが参加。アルバムには、男性アイドルポップス、超ハイスピードロック、超低音で歌うムード歌謡ロック、ラテン歌謡、ディスコ歌謡、筒美京平オマージュ曲、シティポップ、ロックンロールに加え、楳図かずお作詞の名曲「ああ、レディハリケーン」や、ジューシィ・フルーツへの提供曲のセルフカバーも収録。いい意味で統一感の無い、「ひとりザ・ベストテン」的な歌ものアルバムとして完成した。演奏には、のん、AxSxE(NATSUMEN)も参加。アルバム全体が近田氏の名盤「電撃的東京」や「天然の美」を彷彿させる仕上がりとなっている。
【リリース情報】
「超冗談だから」近田春夫 VICL-65050 \2,778+税 2018年10月31日(水)リリース
<収録曲>
1.ご機嫌カブリオレ
(作詞:秋元康 作曲:大河原昇 編曲:APAZZI)
2.超冗談だから
(作詞:児玉雨子 作曲:AxSxE 編曲:AxSxE)
3.0発100中
(作詞:児玉雨子 作曲:鈴木 豪 編曲:鈴木 豪)
4.ミス・ミラーボール
(作詞:児玉雨子 作曲:山本健太郎 編曲:山本健太郎)
5.ラニーニャ 情熱のエルニーニョ
(作詞・作曲:近田春夫 編曲:鈴木 豪)
6.途端・途端・途端
(作詞:児玉雨子 作曲:禎 清宏 編曲:禎 清宏)
7.夢見るベッドタウン
(作詞:児玉雨子 作曲:葉山博貴 編曲:坂東邑真)
8.ああ、レディハリケーン
(作詞:楳図かずお 作曲:近田春夫 編曲:WIDESHOT)
9.今夜もテンテテン
(作詞:児玉雨子 作曲:坂東邑真 編曲:坂東邑真)
10.ゆっくり飛んでけ
(作詞・作曲:のん 編曲:岡田ユミ&SOLEIL)
*配信情報
iTunes Store、レコチョク他、各配信サイト またLINE MUSIC、Apple Music、Spotifyなど定額制ストリーミングサービスにて10月31日より一斉配信開始。
【ビクターエンタテインメント アーティストページ】
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A026255.html
【近田春夫 オフィシャルTwitter】
近田春夫プロジェクト2018
https://twitter.com/PROJECT20182
【ライブ情報】
近田春夫FIXES LIVING秘密党結成記念 道玄坂集会大前夜祭
○日時:10月2日(火)開場18:30/ 開演19:30
○会場:渋谷LIVING ROOM CAFE(渋谷プライム5F
【PROFILE】
慶應義塾大学在学中から、内田裕也のバックバンドでキーボード奏者として活躍。1972年に「近田春夫&ハルヲフォン」を結成。音楽活動と並行して、1978年から1984年にかけて、雑誌「POPEYE」に伝説的なコラム「THE 歌謡曲」を連載。1978年には「近田春夫&ハルヲフォン」として早すぎた歌謡曲カバーアルバム『電撃的東京』をリリース。1979年には、アレンジ・演奏に結成直後のイエロー・マジック・オーケストラを起用したソロ・アルバム『天然の美』をリリース。『エレクトリック・ラブ・ストーリー』、『ああ、レディハリケーン』では漫画家の楳図かずおを作詞家として起用した。1981年には「近田春夫&ビブラトーンズ」を結成、アルバム1枚とミニアルバム1枚をリリース。1985年からはファンクやラップに注目、President BPM名義で活動。自身のレーベルBPMを率いて、タイニー・パンクスらと日本語ラップのパイオニアとも言える活動を行う。1987年には「バンド形式によるヒップホップ」というコンセプトでビブラストーンを結成。現在は元ハルヲフォンのメンバー3人による新バンド「活躍中」でも活躍中。2018年10月31日にソロ名義としては38年ぶりとなるアルバム「超冗談だから」をリリース。