岩手県葛巻町で酪農を営みながら兼業歌手として活躍するシンガーソングライター橘和徳。7月に発売され、話題を呼んでいる橘のニューシングル「家族写真」は、母と子の絆、家族の絆を歌ったハートウォーミングな楽曲に仕上がっている。
そのニューシングルが静かなブームを呼ぶ中、紙切り芸の達人、林家二楽がこの「家族写真」を題材に取り上げた公演の様子が公開された。
林家二楽は、寄席で行われる演芸の一つである「紙切り」の芸人。紙切りは、お客様からの注文に応え、ハサミと紙で当意即妙様々な形を切り出す芸で、二楽は2005年の国立演芸場花形演芸大賞金賞の他、様々な賞を受賞している。都内4箇所の寄席への出演を中心に、全国のホール寄席、学校寄席へも精力的に出演しており、2006年からは毎年7月にアメリカへ招聘され、紙切りを紹介している。自身の単独公演「二楽劇場」も定期的に行い、寄席演芸ファンの枠にとどまらない幅広いファンを獲得している。
特に、有名なヒットソングに合わせて、一言も喋らずに音楽だけが流れる中、予め切った紙を黙々とOHPで投影し、歌詞の世界観を独自の解釈で発展させたストーリーを展開する、『紙切りストーリー』が話題だ。過去にも様々な曲をを題材に、通常の紙切り芸とはまた違った感動を呼んでいる。
その二楽が、今年8月1日に新橋・内幸町ホールで行なわれた「二楽劇場 第十六幕」の高座で、橘和徳の「家族写真」に合わせた紙切りストーリーを披露。満員の観客を感動で包んだ。
生命が宿った時からその子供とずっと一緒に過ごしているのが母親。その母が大切にしている一枚の家族写真を見ているシーンからストーリーはスタートする。都会で働くため親元を離れて行った息子。愛する人と出会い、やがて新しい「家族写真」が1枚増えていく。背景に牛が描かれた画像が橘和徳の住む岩手県の山郷を連想させてもくれながら、シンプルなストーリーで紙切りの中に「家族」を映し出し、大喝采を浴びた。
その高座を捉えた映像がこの度YouTubeに公開され、橘和徳の「家族写真」によりいっそう深く味わえると話題を呼んでいる。
▼YouTube動画
【林家二楽コメント】
初めて曲を聴かせてもらった時に、橘さんの歌声と楽曲のメロディーから、自然と紙切りストーリーが浮かび上がってきました。心温まるこの楽曲に出逢えたことに感謝しております。
【橘 和徳コメント】
何度も聞いて何度も歌っている自分の曲なのに、映像を見たとき溢れる涙をこらえることができませんでした。
このような形でご一緒できたことが本当に幸せですし、心から感謝しています。
2nd SINGLE「家族写真」
2018年7月18日(水)RELEASE
UPCY-5061 \1,700(税込)
橘 和徳オフィシャルサイト