グラミー賞を18回受賞し、長年音楽界を牽引し続ける世界的スーパースター、エリック・クラプトン。お金や名声よりも音楽性を優先し、愚直なまでにブルースに身を捧げ天才の名を欲しいままにしていたが、私生活では欲望と愛情、快楽と幸せの区別もつかないまま、いつも“何か”を探して彷徨い続けてきた。母親に拒絶された少年時代の孤独、共にギターの腕を競いあった仲間たちの喪失、親友ジョージ・ハリスンの妻への恋、ドラッグとアルコールに溺れた日々、そして最愛の息子コナーの死。天国と地獄を行きつ戻りつするような、過酷で数奇に満ちた人生を経て、初めて自分の居場所を見つけた今だから振り返ることができる、エリック・クラプトン自らが語る、音楽と愛と魂の軌跡。
この度解禁された予告編では、関係者のインタビューだけでなく、クラプトン自らが当時を振り返りながら赤裸々に語るドキュメンタリー映画であることが確認できる。そして、ジョージ・ハリスンやジミ・ヘンドリックス、B.B.キングなど豪華アーティストの貴重なアーカイブ映像や、幼少期、ヤードバーズ、クリームなどのバンド時代、そしてソロと、長年に渡るクラプトンの未発表の映像などが詰まっている作品に仕上がっている様だ。名曲「いとしのレイラ」が生まれた背景にあった、親友ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドへの想いや、「ティアーズ・イン・ヘヴン」誕生へとつながった愛息子コナーの死から立ち直った時の心情も語られ、そして「自殺しなかったのは、酒が飲めなくなるからだ」という衝撃的なセリフが象徴する、ドラッグ・アルコールに溺れた日々が包み隠されることなく描かれている。
その名を知らない人はいないほど有名な音楽界のスーパースター、エリック・クラプトン。デビューから常に脚光を浴びてきたが、その輝かしい名声の裏にあった、人生の苦悩と悲哀。果たして、クラプトンは何を求め続けていたのか?そして彼が人々を惹きつける理由は何なのか? 是非劇場で確かめてほしい。
監督:リリ・フィニー・ザナック(『ドライビングMissデイジー』製作)
製作:ジョン・バトセック(『シュガーマン 奇跡に愛された男』『We Are X』)
編集:クリス・キング(『AMY エイミー』)、ポール・ホナハン
音楽:グスターボ・サンタオラヤ(『ブロークバック・マウンテン』)
出演ミュージシャン:エリック・クラプトン、B.B.キング、ジョージ・ハリスン、パティ・ボイド、ジミ・ヘンドリックス、ロジャー・ウォーターズ、ボブ・ディラン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ etc.
2017年/イギリス/英語/ビスタ/135分/原題:ERIC CLAPTON : LIFE IN 12 BARS/日本語字幕:佐藤恵子
配給:ポニーキャニオン/STAR CHANNEL MOVIES
提供:東北新社
協力:ウドー音楽事務所
© BUSHBRANCH FILMS LTD 2017 ericclaptonmovie.jp PG-12