琳派(りんぱ)の誕生から400周年となった2015年12月に行なわれた公演『琳派ロック』。2017年5月には『Rimpa Rock(琳派ロック)Part2 LOVE&PEACE 平らけく 安らけく 平安の都 京都より』として開催され、ロック音楽をベースに、日本の伝統芸能やダンスをクロスオーバーさせ、アートというスパイスを効かせて豪華絢爛に仕上げられた一大エンターテインメントショーを展開したことは記憶に新しい。そんな『琳派ロック』から派生したロックンロールアルバム『琳派ROCK 日本に生まれて良かった』が10月10日(水)にリリースされることが決定した。
総合プロデュースを担当し、全楽曲の作詞を手がけるのは、“現代の琳派”の異名を取り、京都を拠点に国内外の約200カ所に精力的に壁画を制作してきた絵師の“キーヤン”こと木村英輝。今でこそ壁画絵師として知られているが、絵師になる前は有名なロックイベントの名物プロデューサーとして名を馳せ、ロックの黎明期の1960年代から40年にわたり活躍し、日本初のロックフェスティバル『TOO MUCH』や京大西部講堂のロックイベント『MOJO WEST』など数々の伝説的なイベントを手がけている。
そして、楽曲を含め音楽プロデュースを長戸大幸が担当し、近藤房之助やクンチョー、葉山たけし、徳永暁人、大賀好修といった凄腕ミュージシャンと関西を中心に活動する若手ボーカリストとミュージシャンが参加! 『琳派ロック』の世界観を表現しつつ、社会風刺の効いた歌詞世界と思わずニヤッとしてしまうロックンロールアンセムのフレーズに、一度聴いたら耳に残るグッドメロディーと心地の良いアレンジの数々という、まさにファーストアルバムにして名作が完成している。
ちなみに、歌あり、ロック音楽あり、ダンスあり、そしてキーヤンの巨大な絵も登場するなど一大スペクタクルな舞台『琳派ロック』は、本年度も10月12日に京都・平安神宮で開催が決定している。