水曜日のカンパネラが4日(土)、ポーランドの野外フェス「OFF FESTIVAL」に出演した。「OFF FESTIVAL」はポーランドのカトヴィツェという都市で2006年から開催されており、2017年にはイギリスの新聞「The Guardian」でヨーロッパのベスト音楽フェスティバル10に選ばれた注目のフェスである。
4日(土)夜、小降りの雨のなか深夜に向けて盛り上がりはじめた「Experimental Stage」に登場した水曜日のカンパネラ。「Wednesday! Wednesday!」という掛け声の中、「贏政」のイントロがはじまりコムアイが裸足でステージに躍り出ると、会場の外にも溢れ出るほどの超満員のオーディエンスが拍手と歓声で迎え入れる。「桃太郎(Remix)」、「ウランちゃん」で、ステージ前の柵にまたがり歌うコムアイに、会場の熱気はさらに高まった。
「マチルダ」でふと姿が見えなくなったかと思えば、客席中央のどこからか用意された脚立の上に再び姿を現す。客席の中央でみんなに囲まれ「ゴッホ」を歌いきり、ステージに戻った。
「南方熊楠」「見ざる聞かざる言わざる」と新作からの曲が続き、「かぐや姫」では後光のような眩しい光の中、コムアイのシルエットが妖艶なうごきを魅せる。曲が終わると歓声と拍手が鳴り止まないまま、地響きに変わった。会場の床をオーディエンスが踏み鳴らしているのだった。「こんな素敵なオーディエンスはいない!ありがとう!」とコムアイ。音楽を全力で楽しむポーランドのオーディエンスたちと、水カンの音楽が自然にマッチしたのかもしれない。
アジア、アメリカ、ヨーロッパと、各地でライブを行ってきた水曜日のカンパネラ、
ヨーロッパでも少しずつ手応えを感じはじめたのではないだろうか。今後の展開が楽しみだ。
Photo by Mariko Kurose
■OFF FESTIVAL 2018 @ KATOWICE, Poland
M1. 嬴政
M2. シャクシャイン
M3. 桃太郎(Remix)
M4. ウランちゃん
M5. マチルダ
M6. ゴッホ
M7. マトリョーシカ
M8. ユタ
M9. 熊楠
M10. 見ざる聞かざる言わざる
M11. かぐや姫
M12. マルコポーロ(Remix)
【ガラパゴスツアー】
11/7(水)18:30/19:30 東京・新木場STUDIO COAST
11/10(土)17:00/18:00 札幌・ファクトリーホール
11/30(金)18:00/19:00 大阪・味園ユニバース
12/8(土)17:00/18:00 沖縄・ナムラホール
チケット代:スタンディング・4500円(税込:ドリング代別)
【EP『ガラパゴス』】
6月27日(水)発売
《CD》WPCL-12888 ¥2,500(税抜)
《アナログ》WPJL-10103 ¥3,500(税抜)
《収録曲》
01.かぐや姫
02.南方熊楠
03.ピカソ
04.メロス
05.マトリョーシカ
06.見ざる聞かざる言わざる
07.愛しいものたちへ
08.キイロのうた
【EP『ガラパゴス』ダウンロード・ストリーミング配信】
https://wedcamp.lnk.to/galapagosPR
【水曜日のカンパネラ プロフィール】
2013年からコムアイを主演とするユニットとして始動。メンバーはコムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の3人だが、表に出るのは主演のコムアイのみとなっている。2014年11月に発売した 『私を鬼ヶ島に連れてって』に収録されている楽曲「桃太郎」がWEBやラジオを中心に話題となり耳の早いリスナーが次々と中毒者になっている。
2016年6月22日にワーナーミュージックよりリリースしたEP『UMA』は、Myd(CLUB CHEVAL)、MUST DIE!、Matthewdavid、Brandt Brauer Frickなど海外のクリエイターも参加するなどサウンド面でもバラエティ豊かなEPでデビュー作を飾る。2017年2月にはフルアルバム『SUPERMAN』をリリース。iTunesでは2日間連続1位を獲得。3月には初の日本武道館単独公演で成功を収める。
主演のコムアイは、DOLCE&GABBANAがミラノで発表した2017-18年秋冬コレクションのショーでランウェイモデルとしても歩き、11月にはVOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2017を授賞するなど様々な活動を行なっている。
【関連情報】
水曜日のカンパネラ・HP: http://www.wed-camp.com/
水曜日のカンパネラ・Twitter:https://twitter.com/wed_camp