既にテレビ・新聞でも反響を呼んでいるピアニスト、野田あすか が7月13日紀尾井ホールにて全国ツアーの東京公演を実施した。
野田あすか は、1982年生まれ、宮崎県在住のピアニスト。子どもの頃から人とのコミュニケーションがうまくとれず、それが原因でいじめを受け、転校を余儀なくされる。憧れであった宮崎大学に入学するも、人間関係によるストレスで過呼吸発作を起こし、たびたび倒れて入退院を繰り返し、大学を中退。本人も「どうして、まわりの人とうまくいかないの?」と悩み続けた22歳の時に、生まれつきの脳の障害である「発達障害」と診断される。
その後、自分の障害と向き合い演奏活動を続け、第12回宮日音楽コンクールでグランプリ並びに全日空ヨーロッパ賞を受賞、2017年には岩谷時子賞奨励賞を受賞。東京・築地の浜離宮朝日ホールをはじめ、大阪、宮崎などでもリサイタルを開催し、完売・満席の大好評を博す。
今回の公演は、デビューアルバム「哀しみの向こう」リリースを記念して開催されたツアーの東京公演。あすか独特の「ふんわりした」MCに会場も笑いに包まれつつ、ラフマニノフやドビュッシーの難曲を驚くべきテクニックで演奏。そして二部では自分の実生活から生まれたオリジナル曲「なつかしさ」や「しあわせのプレゼント」など、アンコールも含め全12曲を披露。特に自作曲の心のこもった旋律には客席で涙を流す姿も多く見られた。
たくさんの苦しみを抱え、自分の障害と向き合ってきたことで、あすかの奏でる「やさしいピアノ」は多くの人の感動を呼び、今後の活動が注目される。
■商品情報■
2018年3月21日発売アルバム 「哀しみの向こう」野田あすか
CD+DVD2枚組 VIZL-1318 定価¥2,778+税 CD全8曲・DVD全3曲収録
<CD収録曲>
1. ノクターン 第1番 変ロ短調 Op.9-1 (ショパン)
2. アラベスク 第1番 (ドビュッシー)
3. 3つの小品 Ⅰパストラール/Ⅱ讃歌/Ⅲトッカータ(プーランク)
4. なつかしさ (野田あすか)
5. ココロのふるさと (野田あすか)
6. あしたに向かって (野田あすか)
7. アンダンテ・カンタービレ(「パガニーニの主題による狂詩曲」より第18変奏)(ラフマニノフ)
8. 哀しみの向こう (野田あすか)
<DVD収録曲>
1.なつかしさ (野田あすか)
2.あしたに向かって (野田あすか)
3.哀しみの向こう (野田あすか)
◎ソロリサイタル「野田あすか ピアノ・リサイタル~ありのままで~」(2017年11月16日・17日 浜離宮朝日ホール)にてライブ収録
■配信情報■
iTunes Store、レコチョク ほか主要配信サイト、また Apple Music、LINE MUSIC、Spotifyほか定額制聴き放題サービスにて絶賛配信中。
iTunes Store : https://itunes.apple.com/jp/album/id1355991841?app=itunes&ls=1
レコチョク : http://recochoku.jp/album/A2001186728/
mora : http://mora.jp/package/43000005/VIZL-1318/
■野田あすかプロフィール■
宮崎県在住の発達障害を抱えるピアニスト。1982 年生まれ。4歳の頃より音楽教室に通い始め、やがてピアニストの道を志すようになる。
子どもの頃から人とのコミュニケーションがうまくとれず、たびたび特異な行動をとり、それが原因でいじめを受け、自傷行為が始まり、転校を余儀なくされる。憧れであった宮崎大学に入学するも、人間関係によるストレスで過呼吸発作を起こし、たびたび倒れて入退院を繰り返し、大学を中退。家族や周囲の人は困り、悩まされたが、あすか本人も「どうして、まわりの人とうまくいかないの?」と悩み続けた。
その後、宮崎学園短期大学音楽科の長期履修生となる。この頃に恩師となる田中幸子先生と出会い、自分の心をピアノで表現することができるようになる。短期留学したウィーンでも倒れ、22歳で初めて生まれつきの脳の障害である「発達障害」と診断された。帰国後、パニックで自宅2階から飛び降りて、右足を粉砕骨折し、ピアノのペダルを踏めなくなるが、現在では、工夫して左足で踏んでいる。
たくさんの苦しみを抱え、自分の障害と向き合ってきたことで、あすかの奏でる「やさしいピアノ」は多くの人の感動をよんでいる。
2006年、第12回宮日音楽コンクールでグランプリ並びに全日空ヨーロッパ賞を受賞。ほか受賞歴多数。
2015年、あすか誕生からの33年間を両親と共につづった『CDブック 発達障害のピアニストからの手紙 どうして、まわりとうまくいかないの?』(野田あすか、野田福徳・恭子著、アスコム刊)を上梓。
2016年、自作曲10曲を収録したCDブック第2弾『脳科学者が選んだ やさしい気持ちになりたい時に聞く 心がホッとするCDブック』(野田あすか音楽、中野信子著、アスコム刊)を出版。同年、東京・銀座の王子ホールでリサイタルを開き、プロのピアニストとしてデビュー。
2017年、東京・築地の浜離宮朝日ホールをはじめ、大阪、宮崎などでもリサイタルを開催し、完売・満席の大好評を博す。同年、第8回岩谷時子賞奨励賞を受賞。
■ライブ情報■
野田あすかピアノ・リサイタル ~全国ツアー2018~スケジュール
【静岡】7月15日(日)浜松市福祉交流センター
【愛知】7月18日(水)アートピアホール
【大阪】7月20日(金)あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
【兵庫】7月21日(土)神戸新聞松方ホール
【宮崎】9月30日(日)都城市総合文化ホール 大ホール
◎お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00~18:00)