第17回東京JAZZでの来日公演も決定しているロバート・グラスパーやテラス・マーティンらによる6人組バンド、「R+R=NOW」(アール・プラス・アール・イコールズ・ナウ)のデビュー・アルバム『コラージカリー・スピーキング』が名門ブルーノートより6月15日発売となった。
CDの裏面にはバンドからのメッセージが記されている。日本語訳はこちら
俺たちは、何かしら意味があって、何かを動かすアートを作りたいんだ。そして、俺たち自身と俺たちの世界を反映しているサウンドを作りたい。
俺たちが見てきたもの、そして見ていきたいもの全てに応えるサウンドを。俺たちの存在意義はそんなアートを作り、変化をもたらせること。俺たちの先祖と未来のためのトーチを持つために結成されたのだ。俺たちが真実を伝えるときがきた。
REFLECT(じっくり考える)+RESPONSE(応える)=NOW(いま)
また、billboard-japan.comに掲載されている最新インタビューでロバート・グラスパーは以下のように語っている。
「このバンドの命題は、ありのままの自分を率直に表現するということなんだ。それをやることによって自分たちの祖先に敬意を示し、感謝の念を表すことになる。というのも、俺たちがいまこうしてありのままの自分でいられるのは彼らの存在があったからだしね。つまり、ありのままの自分でいるということは自分たちよりも前に生きた人々に対して自動的に『ありがとう』と言ってるのに等しいんだ。彼らの存在なくして、ありのままの俺たちは存在できないんだよ」。
そしてR+R=NOWを取り巻くメンバーや関係者を網羅したR+R=NOW相関図【監修:柳樂光隆(Jazz The New Chapter) / イラスト:yuki ohama】を音で聴くことのできるプレイリストも公開となったhttps://lnk.to/_RRNOW
R+R=NOWのメンバーは、『ブラック・レディオ』でジャズに革命をもたらせたロバート・グラスパー、ケンドリック・ラマーのグラミー受賞作『To Pimp A Butterfly』などを手掛けジャズとヒップホップを繋ぐ現代最重要プロデューサー/サックス・プレイヤーのテラス・マーティン、ロバート・グラスパー・エクスペリメントやブルーノート・オールスターズのメンバーでもあるデリック・ホッジ、エスペランサのバンドで活躍しロバート・グラスパー・エクスペリメントにも起用されたジャスティン・タイソン、カリスマ・トランペッターの/チャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー、そして「Don’t Worry, Be Happy」で有名なボビー・マクファーリンを父に持ち、DJ、ビートボクサーからプロデューサー、シンガーと多彩な顔を持つテイラー・マクファーリンという、いまのニュー・ジャズ・サウンドのムーヴメントのリーダーでグラスパー曰く、「selfish」(自分勝手)じゃなくて「selfless」(無私)な6人。
■リリース情報
R+R=NOW『コラージカリー・スピーキング』
発売日:6月15日発売
品番:UCCQ-1085
価格:¥2,700(税込)
CD・配信・ストリーミングはこちら https://lnk.to/R_R_NOW
〈収録曲〉
01. チェンジ・オブ・トーン Change Of Tone
02. アウェイク・トゥ・ユー Awake To You
03. バイ・デザイン By Design
04. レスティング・ウォリアー Resting Warrior
05. ニーデッド・ユー・スティル feat. オマリ・ハードウィック Needed You Still feat. Omari Hardwick
06. カラーズ・イン・ザ・ダーク Colors In The Dark
07. ザ・ナイト・イン・クエスチョン feat. テリー・クルーズ The Night In Question feat. Terry Crews
08. リフレクト・リプライズ feat. スターリー Reflect Reprise feat. Stalley
09 彼女=現在 feat. アマンダ・シールズ HER=NOW feat. Amanda Seales
10. レスポンド Respond
11. ビーン・オン・マイ・マインド feat. アンバー・ナヴラン Been On My Mind feat. Amber Navran
12. リフレクト・リプライズ – MC Rob G ヴァージョン / Reflect Reprise – MC Rob G Version *
*日本盤のみボーナス・トラック
(パーソネル)
ロバート・グラスパー(keys, rhodes)
テラス・マーティン(sax, vocoder, keys)
クリスチャン・スコット(tp)
デリック・ホッジ(b)
テイラー・マクファーリン(synth)
ジャスティン・タイソン(ds)ほか
■R+R=NOW来日公演
・ビルボードライブ東京
2018年8月28日(火)
1st ステージ 開場17:30 開演18:30
2nd ステージ 開場20:30 開演21:30
billboard live公式HP
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11067&shop=1
・ビルボードライブ大阪
2018年8月29日(水)、30日(木)
1stステージ開場17:30 開演18:30
2ndステージ開場20:30 開演21:30
billboard live公式HP
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11006&shop=2
・第17回東京JAZZ
R+R=NOW 出演日:2018年9月1日(土)
場所:NHKホール
※詳細は下記にてご確認ください
東京JAZZ公式HP
http://www.tokyo-jazz.com/
■リンク
ユニバーサル ミュージック公式ページ
http://www.universal-music.co.jp/rrnow/
ユニバーサル ミュージック ストア
http://store.universal-music.co.jp/product/uccq1085
R+R=NOW facebook
https://www.facebook.com/ReflectRespondNOW/
R+R=NOW instagram
https://www.instagram.com/reflectrespondnow/
R+R=NOW twitter
https://twitter.com/rflectrspondnow
■R+R=NOW:プロフィール
R+R=NOWのメンバーは、『ブラック・レディオ』でジャズに革命をもたらせたロバート・グラスパー、ケンドリック・ラマーのグラミー受賞作『To Pimp A Butterfly』などを手掛けジャズとヒップホップを繋ぐ現代最重要プロデューサー/サックス・プレイヤーのテラス・マーティン、ロバート・グラスパー・エクスペリメントやブルーノート・オールスターズのメンバーでもあるデリック・ホッジ、エスペランサのバンドで活躍しロバート・グラスパー・エクスペリメントにも起用されたジャスティン・タイソン、カリスマ・トランペッターの/チャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー、そして「Don’t Worry, Be Happy」で有名なボビー・マクファーリンを父に持ち、DJ、ビートボクサーからプロデューサー、シンガーと多彩な顔を持つテイラー・マクファーリンという、豪華6人。
バンド名のR+R=NOWとは「Reflect+Respond=NOW」を意味しており、「時代を反映させることはアーティストの責務である」というニーナ・シモンの有名な言葉にインスパイアされて生まれた。この新グループについてグラスパーは、「全員それぞれのサウンドは全く異なるが、俺たちは皆、同じコンクリート・ガーデンからやってきた。とても誠実で、流動的なサウンドになる。ヒップホップ、EDM、ジャズ、時にはレゲエも聴こえるような。お互いをとてもリスペクトしているから、俺たちは常に相手にパスを出すことができるんだ」とコンセプトを説明している。
アルバムには俳優からラッパー、DJ、ヴォーカルなど多彩なゲストも参加している。
(ゲスト・メンバー)
オマリ・ハードウィック:Omari Hardwick(俳優:50 cent製作総指揮の米TVドラマ『POWER/パワー』主演など)
テリー・クルーズ:Terry Crews(元NFLアメリカン・フットボール選手、現俳優:米ドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』、映画『エクスペンダブルズ』などに出演)
スターリー:Stalley(ラッパー:リック・ロスに見出されたラッパー35歳)
アマンダ・シールズ:Amanda Seales(コメディアン、女優、DJ)
アンバー・ナヴラン:Amber Navran(ムーンチャイルドの女性ヴォーカル)
ゴアペレ:Goapele(女性シンガーソングライター)
ヤシーン・ベイ:Yasiin Bey (fka Mos Def)(ヒップホップ・アーティスト、俳優、モス・デフ)
R+R=NOWは、アルバム発売して直後、アトランタ(ヴァラエティ・プレイハウス、6月15日)、ワシントンDC(DCジャズ・フェスト、6月16日)、ブルックリン(セレブレイト・ブルックリン、6月22日)でライヴを行い、その後、世界各地のフェスをはじめ、夏にはヨーロッパ・ツアーを開催。8月末には第17回東京JAZZへの出演をはじめとする日本でのツアーも決定しており、現在(いま)の音を奏でるスーパー・バンドのライヴは見逃せない。