1999年当時、若干17歳の若さで彗星の如くデビューした日本を代表するギタリスト“木村大”。幼いころから国内外のコンクールで優勝、英国留学を経て更に研鑽を積み、ジャンルに捉われないギター・スタイルで進化を続けている。かたやG-CLEFとして紅白歌合戦にも出場、フュージョン・インストゥルメンタルのフィールドを開拓し、葉加瀬太郎、松田聖子やその他ビッグ・アーティストのサポートやアレンジワークを手がけ、またソリストとしても高く評価されている榊原大。
ともすればぶつかり合ってもおかしくない強い個性及びアーティスト性を持つ二人が、奇跡の融合を果たしたアルバム『Rosso Nero』がリリースとなった。アルバムを制作するきっかけとなったのは2016年、木村大のアルバム『ECHO』のレコーディングとツアーにおける共演で、お互いの音楽的ルーツ、プレイ・スタイル、音楽センスに圧倒的共感を覚えたことであった。
アルバムにはバッハやベートーヴェンといったクラシックの名曲をはじめ、二人の書き下ろしによるオリジナル曲、ポピュラー・ソングのカヴァーも加えたバランスの良い構成となっている。
アルバム収録曲より、「Asturias」(アストゥリアス)のMVが公開となった。
監督は、bohemian voodooやPRIMITIVE ART ORCHESTRA、fox capture planなどの作品も手がける仁宮裕。色彩と温度感を抑えた独特の世界観が印象的だ。
二人の情熱、技巧を直に感じられるコンサートツアーは来月からスタートする。
【アルバム情報】
発売日:2018年6月6日
タイトル:『Rosso Nero』
アーティスト:木村 大 × 榊原 大
価格/品番:¥3,000+税/KICC-1456
<http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICC-1456/>
収録曲:
01.インヴェンション第4番 BWV775 (Johann Sebastian Bach)
02.タンゴ・アン・スカイ (Roland Dyens)
03.Aアストゥリアス~組曲「スペイン」より (Isaac Albeniz)
04. ヴァイオリン協奏曲集「四季」~「夏」第3楽章 プレスト(夏の嵐) (Antonio Vivaldi)
05.ネモフィラの丘であなたをまつ (Dai Kimura)
06.愛のロマンス~映画『禁じられた遊び』より (Anon)
07.アラベスク第1番~「2つのアラベスク」より (Claude Debussy)
08.エル・フトゥーロ (Dai Sakakibara)
09.ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」第2楽章 (Ludwig Van Beethoven)
10.あの夏へ~映画『千と千尋の神隠し』より (Joe Hisaishi)
【Profile】
木村 大(Dai Kimura) Profile
1982年、茨城県生まれ。5歳より父、義輝に師事、ギターと音楽理論を学ぶ。小学1年で第13回GLC全国学生ギターコンクール小学校低学年の部優勝。1996年、世界水準と言われる第39回東京国際ギターコンクールで優勝。1996年、1997年2回にわたり茨城県知事賞受賞。この年バルセロナ音楽祭に招待されヨーロッパデビュー。17歳でソニーよりCDデビュー。アルバム『ザ・カデンツァ17』『駿馬』『アランフェス』を発売。デビューアルバムがクラシックでは異例の5万枚を超える大ヒットを記録。2001年2月、第11回新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。スペイン王立セビリア交響楽団全国ツアーにソリストとして参加。2002年4月より英国王立音楽院に留学、帰国第一弾として2004年3月、NHK交響楽団と3夜連続共演。11月、第1回ベストデビュタント賞(音楽部門)を受賞。アルバム『カリフォルニアの風』(2005年)、『ロンドン・エッセイ』(2006年)、『INFINITY mugen-DAI』(2009年)発売。2013年3月にキングレコード移籍第一弾となるアルバム『HERO』を発表。同年7月に初の教則DVD『木村大クラシック・ギター・レッスン』、2014年アルバム『ONE』、2016年『ECHO』をリリース。唯一無二のギタリストとして、今後のさらなる活躍が期待されている。
Official Site http://kimuradai.com
榊原 大(Dai Sakakibara) Profile
1967年生まれ。4才よりピアノを始める。東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒。大学在学中にG-CLEFを結成。アルバム『Pell-Mell』でデビュー。卓抜した音楽性、演奏力をベースにフュージョン・インストゥルメンタルのフィールドを開拓し、インストゥルメンタル・ バンドとしては初の紅白歌合戦出場を果たすなど、多彩な実績を残す。バンド解散後も、その幅広い音色とジャンル不問の卓越したセンスは、葉加瀬太郎、松田聖子、姿月あさと、河口恭吾、森口博子など数々のアーティストのサポートやアレンジワークで発揮される。2001年から本格的にソロ活動をスタートさせ、ソニーレコードから6枚のオリジナルアルバムを発表。bayfm他11局のラジオパーソナリティを務めるなど活動が多岐に渡る。また、映像音楽の分野でも、NHK連続テレビ小説『ファイト』(2005年)、日本テレビドラマ『ブルドクター』(2011年)、映画『あいときぼうのまち』(2014年) など数多くの音楽を手掛け、その他、テレビ朝日系列『ANNニュース』『ワイ ド!スクランブル』テーマなどでも楽曲を提供している。キングレコードに移籍後、アルバム『Seeds Of Life』(2012年)、『Dear Classix』(2014年)、『Dear Love Songs』(2015年)を発表。最新作は初のベストアルバム『My Road~Best Of Dai Sakakibara~』(2017年)。
Official Site http://sakakibaradai.com
【ツアー・スケジュール】
「木村大×榊原大 デュオ・アルバム『Rosso Nero』発売記念ツアー」
■7/21(土)山口 山口市大海総合センター(らんらんドーム)
■7/26(木)名古屋 NAGOYA Blue Note
■7/27(金)大阪 ザ・フェニックスホール
■8/25(土)三重 鈴鹿・どじはうす
■10/18(木)東京 浜離宮朝日ホール
■10/19(金)石川 金沢市アートホール
■11/27(火)北海道 札幌コンサートホールKitara小ホール
<2019年>
■1/19(土)岡山 岡山シンフォニーホールイベントホール
■1/20(日)広島 三原市芸術文化センターポポロホワイエ