ウィーン・フィル、ベルリン・フィル等世界中の著名オケと共演を続けるヴィルデ・フラングによる待望の新譜がいよいよ本日発売される。
これまで、チャイコフスキー、シベリウス、ブリテン、コルンゴルド、プロコフィエフ等のコンチェルトやグリーグのソナタといった、 “歌う楽器” ヴァイオリンの魅力を堪能させてくれる楽曲を録音してきた彼女が今回届けてくれるのは、ヤッシャ・ハイフェッツ、ヨーゼフ・シゲティ、レオポルト・アウアーといった往年の名ヴァイオリニストたちが編曲を施した名小品を集めたアルバムだ。
当アルバムのライナーノーツを執筆したのは、ヴィルデの演奏を聴いて成長し、仙台フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者として活動しながらソリストとしても活躍する若手ヴァイオリニスト、小山あずさ氏。
ヴィルデのことを知り尽くした彼女がヴァイオリニストの視点から、ヴィルデの魅力や収録楽曲について、わかりやすく解説している。発売にあたり、小山氏よりコメントが到着した。
*当アルバムの収録曲について
どれもヴァイオリンを熟知した方々が手掛けた作品で、無理をした表現などはあまりないように感じます。どちらかというと弾きやすい作品が多いのではないかと思います。
*ヴァイオリニストらしいアレンジだと如実に感じられるものは?
このアルバムには、オーケストラ曲やピアノ曲など音符の数が多い作品からのアレンジがいくつかありますが、シューマン(アウアー編)のミルテの花は、もとは歌の曲です。
ヴァイオリンの技巧的な表現や音域の幅を生かしたアウアーのアレンジには、壮大な世界観があります。素晴らしい作品です。
*ヴァイオリニストの視点から見るヴィルデの魅力は。まだ、ヴィルデの音楽を聴いたことのない日本のクラシックファンに伝えたいことは?
ヴァイオリニストの視点からということですが、私も皆様と同じヴィルデ・フラングのファンのひとりなので、そのような立場で答えさせてください!
フラングの音楽は美しく、彼女のもつ音色は人の心を惹きつける力があります。
より多くの方々にこのアルバムを手に取っていただくことを願うばかりです。
世界中から高く評価される彼女の技巧、掘り下げられた音楽解釈と艶やかかつ繊細な音色を余すことなく味わうことのできる一枚。
是非お手に取って頂きたい。
【リリース情報】
ヴィルデ・フラング
『ヴィルトゥオーゾへ捧げるオマージュ(ヴァイオリン名曲小品集)』
Vilde Frang / Homage
●仕様:12cmCDアルバム
●価格:\2,600(本体)+税
●発売:2017年11月22日
●レーベル:ワーナークラシックス
●品番:WPCS-13729
【関連リンク】
オフィシャルサイト:https://wmg.jp/artist/vildefrang/WPCS000013729.html