11月4日、Cheeky Paradeが千葉商科大学の学園祭『瑞穂祭』のステージに登場した。
法政大学から始まったチキパの学祭出演も3校目。しかし千葉商科大学では、メンバーの似顔絵入り巨大立て看板を用いてチキパのライブが告知されているなど、“フェスのチキパ”に対する学生たちの期待が学内のいたるところから感じられた(余談だが、メンバー楽屋として用意された教室の黒板もメンバーの似顔絵入りのウェルカムボードとなっていた)。
期待されていることが伝わってくればくるほど、その期待に応えたくなるのが今の5人。開演時間になり気合い入れを終えると、オープニングSEと観覧エリアを埋めた学生たちのクラップに促されてステージに。そのまま「Hands up!」へとなだれ込む。最初はファンだけが反応を示していたコールや振りも、この攻撃特化型ロックチューンが学生たちの中に衝動を芽生えさせ、ノリのいい学生たちがフォロワーとして続く。ひとりが続けば、もうひとり、さらに5人10人とその数は増え、ステージ前エリアはどんどん拳を上げる連鎖反応(それはTED『Derek Sivers: How to start a movement』で紹介された現象のようである)。
「第68回瑞穂祭、呼んでくれてありがとうございます! 後ろの方とか、歩いている人とかも手を振ってくれて、めっちゃ嬉しい。」と、リーダーの鈴木友梨耶が学生たちのレスポンスに嬉しさを伝える。「今日、めっちゃ一緒に踊ってくれるんだよね!」と、ほかのメンバーも、自分たちのライブを全身で楽しんでくれているオーディエンスに笑顔を見せた。
その後、「初めてチキパのライブを観た!」もしくは「初めてチキパを観た!」という人には、“君だけのSUPER STARになりたい”という気持ちを「SUPER STAR」に乗せて届け、学内をキュンキュンさせると、「C.P.U !?」「カラフルスターライト」と、ライブでテッパンのアゲ曲を並べて学祭を一気に盛り上げにかかる。まるでワンマンライブかのような雰囲気と一体感の中、ラストに歌われたのは「僕らの歌」。チキパの7人(国内組5人+L.A留学組2人)が自ら綴った想いや考え方は、やがて社会人として新しい一歩を踏み出す同大学の学生たちの背中を押してくれることになっただろう。
Cheeky Paradeは11月11日に青山RizMにて定期公演を開催。さらにこの日披露した「僕らの歌」などを収録したミュージックカードは11月22日にリリースとなる。