全く無名の存在だった2015年に発表したデビュー・シングル「レイズ・ヘル」が、アメリカの権威あるHIPHOP系音楽アワード=BET AWARD 2016にていきなり“Impact Track of the Year(最もインパクトのある楽曲賞)”にノミネートされ、一躍大きな注目を集めた、シカゴ出身の超個性派シンガー/ラッパー、サー・ザ・バプテス!!彼の待望のデビュー・アルバム『セイント・オア・シナー』が遂に本日9/20に日本リリースとなった。
ゴスペルと2Pacに影響を受けたという彼は、デビュー前に大手広告代理店でマーケティング担当社員として働いていたという異色の経歴の持ち主。この広告マン時代にマクドナルドの音楽キャンペーンを手掛けたことから、自分の中にくすぶっていた音楽魂が一気に高まり、遂には本格的にラッパー/シンガーとして活動開始。彼のアーティスト名が示す通り、バプティスト派の牧師と宣教師を両親に持ち、幼い頃から教会で演奏し歌っていたこともあり、自ら“チャーチ・パブ・ラップ”“ヒーリング・ヒップホップ”と定義する、ゴスペルとヒップホップを融合させた”福音ヒップホップ”と呼べる独自のスタイルを確立、2015年にシングル「レイズ・ヒル」でデビューを飾った。
その後、瞬く間にヒットとなったこの曲のおかげでメジャー・レーベル=Atlanticとの契約を勝ち取った彼は、2015年9月、ジェイ・Zがキュレーターを務めたMade In Americaフェスに出演した際、なんとジェイ・Z本人から直接ファンであることを告げられ、翌月にブルックリンで行われたジェイ・Z主宰のイベント「Tidal X:1015」にも出演オファーを受ける。さらに音楽界の伝説スティーヴィー・ワンダーがオーナーを務めるLAのラジオ局=KJLHにサーがゲスト出演した際、スティーヴィー自らも番組に登場、「君の音楽は素晴らしい。僕は君の音楽を聴いて、直接インタビューしなきゃと思ったんだ。」と直々に激励を受けるという栄誉も。
こうして、各方面から大絶賛を受けた彼は、去る5月に配信のみで1stアルバム『セイント・オア・シナー』をリリースし話題となっていたが、今回熱いリクエストに応えて日本限定でCDリリースが実現したというわけだ。
ブランディ―、レイ・J、ミシェル・ウィリアムズ(元ディスティニーズ・チャイルド)、ケケ・ワイアットなど、大物から実力派、個性派まで、縦横無尽で多彩なアーティストがゲスト参加し華を添えているこのアルバムで、音楽界のレジェンドたちを軒並み感動させ魅了しているサー・ザ・バプティストの音楽に触れてみて欲しい。
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