昨年9月にリリースした1stアルバム『Sphere』が大絶賛を浴び、各所で話題沸騰中のエクスペリメンタル・ソウルバンド、WONK。9月6日にツイン・アルバム『Castor』『Pollux』を2枚同時リリースすることを先日公表したばかりだが、早くもWONKが主導するまた新たなプロジェクトが発表された。
そのプロジェクトとは、WONKの所属するレーベル「エピストロフ (epistroph)」が、最強のジャズ・レーベル「ブルーノート」とタッグを組み、今年生誕100周年を迎えたジャズ・ピアニスト、セロニアス・モンクへのトリビュート・アルバムをリリースするというもの。
ジャズ史上最高の鬼才と称されるセロニアス・モンク(1917-1982)だが、WONKはその名前(MONK)をもじってグループ名にするなど、モンクのどこにも属さない独創的な姿勢やスタイルを理想に掲げており、本プロジェクトはかねてから温めていたものだという。
アルバムには、WONKに加え、エピストロフ・レーベルが厳選したミュージシャン、ラッパー、ビートメイカーなど新進気鋭の10組のアーティストがセロニアス・モンクへのトリビュート・トラックを新録している。ブルーノート・レーベルは、近年ロバート・グラスパーやホセ・ジェイムズ、クリス・デイヴなど、ジャズのフィールドを超えた刺激的な作品を発表しているが、本作はその流れに呼応した作品となることが期待される。
アルバムはモンクの100回目の誕生日の翌日の10月11日にリリースされる。参加アーティスト等の詳細は、追って発表予定となる。