2015年9月9日にカナダのモントリオールでキックオフ、7か月をかけて4大陸55都市で全82公演を行い、約105万人を動員したマドンナの最新ツアー『レベル・ハート・ツアー』。日本公演は2016年2月13日と14日の2日間、さいたまスーパーアリーナで行われた。10年ぶりとなった来日公演に、マドンナ・ファンはもちろん、日本中がざわめいた。
そしてこの度、日本も含め各地で大絶賛と大きなリスペクトを集めた女王・マドンナの圧巻のパフォーマンスが収められたDVD、ブルーレイ、ライヴ・アルバム(2枚組CD)、デジタル・ダウンロード(映像、オーディオ)の発売が9月に決定した。さらに、8月16日マドンナの誕生日に先行トラック「マテリアル・ガール」が配信リリース、各フォーマットの予約が開始した。
アルバム『レベル・ハート』は2015年3月に発売され、世界18か国のオフィシャル・チャートと60の国と地域のiTunesで1位を獲得。前年のクリスマス直前に6曲がリークするというトラブルに見舞われ話題騒然となり、それらの正式版を速攻リリースするという形で対応したことを思い出す方も多いだろう。
ディプロ、カニエ・ウェストだけでなく、今やジャスティン・ビーバーやレディー・ガガの最新作の共作者として注目を浴びるBloodPopをすでにプロデューサーとして迎えていたのは、マドンナの先見の明の一つの例といえる。
このツアーでは、『レベル・ハート』収録曲はもちろん、世界中のファンに愛され続ける大ヒット曲まで、マドンナというアイコニックなスーパースターの30年以上に亘る輝かしいキャリアからの曲を披露。愛と反逆精神の人生が綴られた各曲のメッセージと物語を表現する最上級のパフォーマンスとプロダクションで魅せ、観客とのコミュニケーションも楽しみながら、新たなレベルのクリエイティヴィティを提示した。
ツアーの収益は1億6,980万ドル(約187億円)で、これも含めたマドンナのツアー収益の累計は13億1,000万ドル(約1,441億円)となり、ビルボードBoxscoreチャート史上女性アーティストで1位、1990年にこの調査が開始してから史上4位。
ファッション・アイコンとしても世界トップに立つマドンナ。1,000着以上が作られたという出演者全員のコスチュームは、グッチのクリエイティヴ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレ、アレキサンダー・ワン、モスキーノのクリエイティヴ・ディレクター ジェレミー・スコット、ミュウミュウ、プラダ、スワロフスキーなど、世界的に有名なデザイナーから新進気鋭デザイナーまで、錚々たるメンバーが手掛けた。衣装に施されたスワロフスキーの数は250万!など、その壮大なスケール感のデータを確かめながら観るのもいいだろう。
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