シンガーソングライター“柴田淳”が、2015年11月リリースのベストアルバム「All Time Request BEST 〜しばづくし〜」以来、オリジナルアルバムとしては2014年12月にリリースした「バビルサの牙」以来約2年8ヶ月ぶりとなる、自身11枚目のニューアルバム「私は幸せ」を9月20日(水)にリリースすることを、自身が担当するTOKYO FMのレギュラー番組“antenna*柴田淳のドクハク”の30日(日)放送の番組内で発表した。
同番組内や自身のブログ・Twitterなどでニューアルバムのレコーディングを行っていたことは公表していた為、ファンの間ではニューアルバム発売への期待が高まっていた中、この日初めてリリース日とタイトルと商品仕様が発表された。柴田淳自身、「自分で2年8ヶ月前で途方に暮れてる自分を迎えに行ったアルバム。」と語っているこのアルバムは全10曲が収録され、初回限定盤と通常盤の2形態でのリリースとなる。しかもそれぞれのブックレットに使用されている写真には1枚も重複がないという、ファン垂涎の仕様となっているほか、初回限定盤はスリーブケース仕様、更には豪華32ページフォトブックが封入されるという、どちらも揃えたくなる贅沢なパッケージ展開となっている。
そしてアルバムリリース発表と同時に、シックな白い衣装に身を包み物憂げな表情を浮かべる柴田淳の新アーティスト写真も公開された。ジャケット写真、収録曲名、そして収録曲のオンエア解禁は8月下旬に予定されているが、シンガー“柴田淳”の魅力が満載されることが間違いないニューアルバム「私は幸せ」について、期待は高まるばかりだ。今後の発表を楽しみにしよう。
【柴田淳 コメント】
2年8ヶ月の前作を作った時の私は、もう電池が切れていたように思います。そこから今日まで、人間のやり直しのような日々だった気がします。
内容は今まで以上にストレートで、憎しみをそのまま表現しています。優しい歌はありません。そこにはもう2年8ヶ月前までの柴田淳は居ないかもしれません。
どんなに変わろうと、この声でリスナーは引き戻されてしまうかもしれませんが、一曲目の「理由」という曲は、「あなたが居なくても世界は回る」と突き放しています。「あなたの生まれた意味なら、無かったらどうするの?」と、追い詰めるほどです。
そんな歌を作りながら、私は柴田淳を一生懸命連れ戻したような、2年8ヶ月前まで迎えに行ったような、そんな自分の子供を探し回る親のような気分で、一枚を作り上げた気がします。
永遠に思春期のような柴田淳を今後もどう育てていけばいいかは、未だわかりませんが、今の私の記録として聴いて頂けたら幸いです。
そして、今までも今も常に問いてることの答えをタイトルにしました。このタイトルをどう発音するかは、リスナーに委ねたいと思います。
30代最後にメロディを作り、40歳になり歌詞を書きました。そんな時期に制作し、印象的な作品達にもなりました。どうぞ聴いて下さい。