2017年、数々の話題を振りまき続けている倉木麻衣が、7月25日遂にギネスワールドレコーズ™に正式認定された。
登録名は「Most theme songs sung by the same artist for an animation series」(同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数)で、名タッグでおなじみの「名探偵コナン」テーマソングを最多数で担当したということでの記録だという。倉木麻衣と「名探偵コナン」のコラボレーションといえば遡ること17年前、2000年「Secret of my heart」でのエンディングテーマを担当した時からスタートした。この曲は2000年を代表する大ヒット曲となり、倉木麻衣としての代表曲にもなった。その後もオリコン週間CDシングルランキング1位を記録した「Winter Bells」、倉木ゆかりの京都を舞台とした映画『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』と共に大きな話題となった「Time after time 〜花舞う街で〜」、日本国内のみならず海外ファンからも大絶賛されている「Your Best Friend」など数え上げたらきりがない名曲の数々で名コラボレーションを実現している。
そして、「名探偵コナン」TVシリーズが放送開始から21年目、映画が21作目の今年2017年に、21曲目のコラボレーションが実現し、その劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』主題歌「渡月橋 〜君 想ふ〜」は今なおロングヒットを記録している。2017年4月12日にCD発売されたCDシングルは、2017年上半期CDシングルセールス女性ソロアーティストで、並みいるトップアーティスト達を抑え堂々1位に輝いた。更に4月18日からスタートした配信シングルは、レコチョク上半期ランキング2017「レコチョク ランキング(シングル)」で3位を獲得した。5月度、6月度では数々の配信サイトで月間1位を続々と獲得、正味約2ヶ月での上半期シングル総合3位ランキングはこの曲の凄まじい勢いを物語っている。加えてYouTubeにUPされた「渡月橋 〜君 想ふ〜」ミュージックビデオ(Short Ver.)は、700万再生に迫る勢いだ。
この日、都内ギネスワールドレコーズジャパンで行われた公式認定証贈呈式には各メディアが殺到。認定式ではギネス世界記録公式認定員石川佳織氏から「2000年から続いているこの素敵なコラボレーションをギネス世界記録として世界に向けて発信できることをとても光栄に思っています。」とのコメントがあった後、認定証が贈呈された。
倉木は「ギネス世界記録の認定をいただけたと聞いて、本当に信じられない気持ちです。ご縁をいただいて『名探偵コナン』の歌を担当させていただいて、皆さんに感謝の想いをいっぱいです。コナンをずっと愛しているファンの皆さん、関係者の皆さん、『名探偵コナン』を大好きな私と応援してくださるファンの皆さんとのギネス世界記録だと思っています。本当にありがとうございます。最初に担当したTVアニメエンディングテーマ『Secret of my heart』の当時はまだ高校生で大変な時期だったのですが、『名探偵コナン』からたくさんの勇気をもらって支えられました。それから21曲もご一緒させていただき早17年、皆さんと大好きな気持ちと感動を共有してくることができてとても嬉しい気持ちでいっぱいです。」と感慨深げに語った。
情報が出された倉木麻衣が歌う「名探偵コナン」テーマソングのベストアルバム「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!- 」リリースについて聞かれると、「ギネス世界記録に申請させていただいた時から、本当にたくさんの方からその21曲すべてを入れたアルバムを作ってほしいとのご要望をいただき、皆さんへの感謝の気持ちと引き続きコナンくんを応援していきたいという気持ちを込めてリリースさせていただくことになりました。」と答え、インパクト大のタイトルに関しては、「当初は『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21』だったのですが、コナン愛の強いスタッフが『-真実はいつも歌にある!-』部分を勝手に付けてしまった」と言って、会場は笑いに包まれていた。様々な形の“コナン愛”が詰まったベストアルバムは、またしても大きな話題となりそうだ。
シリーズ歴代興行1位記録を塗り替え、2017年上半期邦画ランキング1位を独走する歴史的大ヒット作劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は、この日DVD、Blu-rayの発売が発表された。倉木のベストアルバムと合わせて10月のリリースを待ちきれないファンが急増しそうだ。