1993年にメジャー・デビューし、4枚のアルバムの世界売上枚数が7,500万枚以上を誇るカナダ出身のシンガー・ソングライター、シャナイア・トゥエイン。1997年リリースのサード・アルバム『カム・オン・オーヴァー』はサウンドスキャン(全米ビルボード・チャートが使用しているセールス情報)史上「最も売れた女性アーティストのスタジオ・アルバム」となっている。
カナダ勲章を受章し、世界のトップ・アーティストの一人であるシャナイアが、2002年『アップ』に続く15年ぶりのニュー・アルバム『ナウ』を今年9月にリリースすることになった。それに伴い、ニュー・シングル「ライフス・アバウト・トゥ・ゲット・グッド」も配信リリースされ、ビルボード+ Twitter Trending 140チャートで1位を獲得した。この時アメリカのテレビの朝番組にパフォーマンスで生出演し、新曲「ライフス・アバウト・トゥ・ゲット・グッド」と過去の大ヒット曲「フィール・ライク・ア・ウーマン」、「ドント・インプレス・ミー」も歌ったが、幅広い世代から集まった観客も嬉しそうにシャナイアと一緒に歌っていた。いかにシャナイアの曲が親しまれているかが一目で伝わってきた。
また、同じカナダ出身のブライアン・アダムスや、4月にカリフォルニアで行われたフェスでデュエットしたニック・ジョナスが、アルバム・リリースを祝福するコメントをSNSにポストした。
アルバムの曲はシャナイア一人で書き、プロデューサーにマシュー・コーマ(カーリー・レイ・ジェプセン、ゼッドなど)やジェイク・ゴスリング(エド・シーラン、エリー・ゴールディング、ショーン・メンデスなど)らを迎えて制作された。
なお、シャナイアは2002年リリースの4作目『アップ』の時には、アルバム・プロモーションのために初来日している。「日本の人達は、優しくて、礼儀正しくて、私を温かく受け入れてくれて、素晴らしい体験をすることができたわ」と、その時のことを覚えているそうだ。
その後8年間にもわたるライム病との戦いに打ち勝ち、2012年にライヴで復活。2年間に亘りラスベガスで100公演行い、2015年にも約70公演のツアーを成功させ、2016年ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック・アワードで“アイコン賞”を受賞した。