世界を舞台に活躍するピアニスト上原ひろみが、ジャズの殿堂「ブルーノート・ニューヨーク」にて日本人初となる13年連続公演をスタートさせた。
今回は、上原が今年から本格的に始動させた新プロジェクト「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ」としての6日間公演となる。初日の6月6日には、期待に満ちた多くのオーディエンスが見守るなか熱気あふれるステージを展開。世界中から集まった耳の肥えたジャズ・ファンやニューヨーカー達を熱狂させた。
上原ひろみとデュオを組むエドマール・カスタネーダは南米コロンビア出身。16歳のときにニューヨークに移り、ウィントン・マルサリスやゴンザロ・ルバルカバとの共演でも知られる世界最高峰のジャズ・ハープ奏者である。二人の出会いは2016年6月、上原がカナダのモントリオール・ジャズ・フェスティバルに出演した際に観たエドマールの情熱的なパフォーマンスに共鳴し、交流がスタート。翌7月には早くも上原のブルーノート・ニューヨーク公演のステージにて初共演が実現、そして今回のデュオ・プロジェクトが本格スタートすることとなった。
2017年の年始からニューヨークでリハーサルを重ねてきた二人は、お互いのオリジナルやスタンダード・ナンバーを演奏。上原がこのプロジェクトのために書き下ろした新曲も披露された。このブルーノート・ブルーノートのステージは6月11(日)まで続き、その後は全米・欧米各国を回るワールドツアーが控えている。
そして、このデュオの日本初お披露目となる、横浜・赤レンガ倉庫広場で開催される「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」への出演が発表された。上原ひろみ×エドマール・カスタネーダの出演は9月24日(日)。現在ニューヨークの聴衆を魅了しているライヴの熱気を体験できる日になるであろう。