5月13日(土)に、ウルフルズはデビュー25周年を迎え、その25年を記念して、昨日20日(土)に日比谷野音音楽堂でフリーライブを開催した。朝から晴天に恵まれ、10時から入場券を配布したが、限定の3000枚はすぐに規定枚数に達し配布終了。18:00に開場すると皆ダッシュで前方の席を確保し、一気に満員になり、会場はチケットを入手した3000人のお客さんで溢れかえった。
18:30になると、いよいよライブがスタート!!新曲『せやなせやせや人生は』のイントロが流れ、メンバーがステージから登場をするかと思いきや!?なんと会場後方からメンバーが登場。黄色のジャケットを羽織ったトータス松本、昔からトレードマークであったピンクのマラボ―を首から下げたギターのウルフルケイスケ、黄色のシャツに白いジャケットを羽織ったベースのジョンB。黄色のベストを着たドラムのサンコンJr.。それぞれが黄色をポイントにした衣装を着て登場した。このサプライズの登場には、会場からは歓声が沸きおこった。ウルフルズのメンバーは、それぞれ会場に集まったファンに手を振ったり、ハイタッチをしながら、会場をゆっくり練り歩き、ステージに上がった。いよいよライブがスタート。
まずは92年のデビュー曲『やぶれかぶれ』から始まった。しみじみとこの楽曲に浸り、懐かしみながら聴くファンの姿。そしてこの曲をリリースした25年前を振り返るように、メンバーもパフォーマンスしているかのようで、会場が温かい空気に包まれた。そしてライブで演奏するのもかなり久しぶりな『すっとばす』。トータス松本のスライドギターが鳴り、ファンにもおなじみの人気曲『借金大王』!!そしてその後は『ガッツだぜ!!』『バンザイ〜好きで良かった〜』『笑えれば』とヒット曲を惜しみなくパフォーマンスし、会場のテンションは上がりっぱなし。
「ただ頑張って音楽やっていたら、25年が経っていました。こうやって、今、自分で言えているのがいいなと思います」とサンコンJr.。MCではそれぞれの25周年の感謝の気持ちを伝えた。そして『ええねん』『バカサバイバー』と勢いある楽曲をパフォーマンスし、ファンも一緒に歌い、手を挙げる。会場が更にヒートアップしてくると、4年半の活動休止を経て2014年に復活したウルフルズが一発目に世に打ち出した『どうでもよすぎ』を演奏、メンバーのテンションもMAXになっていた。
そして5月24日にリリースされるアルバム『人生』から、『せやなせやせや人生は』、そして本編最後にはアルバムのリード曲『バカヤロー』を熱唱、今まで数多くの応援ソングをリリースしてきたウルフルズだが、25周年にふさわしい新しい応援歌として話題の楽曲だ。25周年をお祝いしようと集まったファンは、この『バカヤロー』をしみじみと聴き入り、涙を拭うファンもいた。会場にはファンにはお馴染みのアンコールがわりの「A・A・P(アホアホパワー)!!!」コールが鳴り響き、再度メンバーが登場。そしてやはり最後は、ウルフルズのライブでは大定番のラストソング『いい女』。今回、会場に入ることのできた3000人のファンともにこの25周年をお祝いする事ができたことに感謝を伝え、温かい大歓声の中、ライブは幕を閉じた。
【セットリスト】
M-1:やぶれかぶれ
M-2:すっとばす
M-3:借金大王
M-4:ガッツだぜ!!
M-5:バンザイ〜好きでよかった〜
M-6:笑えれば
M-7:ええねん
M-8:バカサバイバー
M-9:どうでもよすぎ
M-10:せやなせやせや人生は
M-11バカヤロー
En:いい女