9枚目のフルアルバム『遥か遠くに見えていた今日』を5月17日(水)に発売した奥華子。発売日となる17日に地元・津田沼にて発売記念のフリーライブを行い、ALに収録された新曲『遥か遠くに』を含む5曲を披露。会場を涙で包み込んだ。
この日、会場となったイオンモール津田沼には約500人の観客が訪れ、2階、3階まで満員御礼。今回のアルバムの初回盤のジャケットの衣装で登場した奥華子は「奥華子、ニューアルバムの発売日に津田沼に帰ってきました!地元、思い出の地でアルバムの発売日にライブができてうれしいです!」という思いを告げると、MASTのCM曲としてもOAされた『プロポーズ』を弾き語りで披露。会場は、“10万人が足を止めた魔法の声”と称される奥華子の歌声に酔いしれた。
改めて今回のアルバムの発売に対して「今回のアルバムは本当にいろいろな思いを込めて作りました。この発売日に思うことは、みんながいてくれてよかったと思うし、自分一人ではなく信頼できる多くの人たちとこのアルバムを作れたことが本当にうれしいです。」と、ファンと観客に感謝の気持ちを伝えた。その後、アルバムの1曲目に収録され、ファンからも音源化を望む声の多かった『Rainy day』をはじめ『愛という宝物』、そして奥華子の真骨頂の失恋バラード『最後のキス』を披露し、観客を魅了した。
そして、この発売日イベントの最後に歌ったのはアルバムのラストに収録され、アルバムタイトルにもリンクする『遥か遠くに』。この曲は奥華子がアルバムの完成直前まで悩み、練り上げながら、今の赤裸々な思いを込めた楽曲で、「今の自分を鏡に映すように、今の自分の思いをさらけ出して作りました。」と本人もコメント。一人きりでも現実に立ち向かっていく苦しさや強さを歌ったこの楽曲を披露すると会場では、聞きながら涙を流す人も。「日常の中にある素晴らしさ、大切さに気付いて、限りある時の中でいかに生きるか」というアルバムに込められた思いに共感する人も多く見受けられた。