川嶋あいが毎年行なっている10年連続企画、“卒業式サプライズライブ”が今年も行なわれた。この卒業式サプライズライブは、一般公募から選ばれた学校で開催。今年は、70年の歴史に幕を閉じる栃木県の逆川中学校に出演した。
閉校となる逆川中学校は、一番在校生が多かった年で、400人ほどの生徒がいたが、 現在の全校生徒は53名と減少し、内14名が最後の卒業生となる。今年は3年生だけではなく、4月から隣の中学校へ通学することになる1・2年生にとっても旅立ちの日となる生徒に、最後の想い出を何か残してあげたい。という思いで、担任の先生がこの企画に応募。
普段の卒業式を終え、代表生徒から「先生からのプレゼントです」と突然のアナウンスがあり、壇上の幕がゆっくりと上がると、川嶋あいがサプライズ登場し、体育館は歓喜と興奮に包まれた。「どんなに苦しいことがあっても、みんなはみんなのままで」というメッセージを贈り、「旅立ちの日に…」弾き語りライブを行った。生徒は涙を流しながら、じっくりと卒業を噛み締め、歌に耳を傾けていた。
「真っ直ぐな瞳で生き生きとした表情を見ながら歌わせてもらいましたが、こちらがもらったものの方がすごく大きく感じました」とコメント。担任の先生が贈る、生徒への最後のプレゼントとして一生の想い出として残る卒業式となった。