2月22日にリリースされる、斉藤和義のニューシングル『遺伝』のミュージックビデオが公開された。また、シングル『遺伝』スペシャルサイトもオープンした。
『遺伝』は、阿部サダヲ主演のTBS系 金曜ドラマ「下剋上受験」の主題歌。斉藤は、このドラマの根幹に秘められた、親子間にある無償の愛をテーマに書き下ろした。本作のプロデューサーである渡辺良介は、「斉藤和義さんがドラマの”魂”を見事に歌に封じ込めてくれたことに、スタッフ一同感嘆し、感謝しています」と喜び、「”努力は裏切らない”という力強い応援歌でもあります。この『遺伝』という楽曲とドラマが、受験生とその家族の励みに、またすべての家族がキズナを見つめ直すキッカケになれば幸いです」とコメントを寄せている。
そのミュージックビデオは、2007年に発表された『ウエディング・ソング』も手掛けた、?木聡が監督を務め、主演には大杉漣、新井浩文、そして星流という役者陣を迎えている。
映像のテーマは、「子連れ孫連れ狼」。伝説の刺客、拝一剣(大杉)が、北風の吹く何もない道をひたすら手押し車を押して進むシーンよりスタート。手押し車には、体は大きくなっても頼りなさそうに見える若者、大三郎(新井)が、さらにその前にあるもう一つの車には大三郎の息子、大十郎(星流)がじっと前を見据えて乗っており、その手押し車にかけられたのぼりには「遺し候 伝え候」の文字が書かれている。道中、草むらから怪しい人影が近づき三人は絶体絶命のピンチに。すると、その人影たちに背を向けるように、ぼろぼろの大きい三度笠、薄汚れた道中合羽、そしてギターを抱えた木枯らし和次郎(斉藤)が登場と、事態は展開していく時代劇風ショートムービーに仕上がっている。
なお、このミュージックビデオで使用されている手押し車、のぼりが、それぞれタワーレコード渋谷店、梅田マルビル店で2月21日から展示される。
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■シングル『遺伝』スペシャルサイト