水曜日のカンパネラが、シンガポールで行われた「Laneway Festival Singapore 2017」へ出演した。Lanewayは、2005年にオーストラリアのメルボルンでスタートしたイベントで、これまでにオーストラリア、ニュージーランドやシンガポールなどの7都市の会場で開催。シンガポールでは国内最大級となるライブフェスで2017年1月21日「Laneway Festival Singapore 2017」として開催され、日本のアーティストとして水曜日のカンパネラが初出演となった。
1曲目「ラー」のイントロが流れると、客席エリア後方に設置された脚立の上にコムアイが登場。「ハロー! シンガポール!」の掛け声と共に「ラー」を唄い始めると、まさかステージではなく客席から登場したコムアイに観客は度肝を抜かれ、脚立の周りは一瞬で人だかりとなった。曲の途中で、横にした脚立にコムアイがまたがると即席のお神輿が完成。神輿に乗り客席を移動するその奇抜なパフォーマンスに他のエリアにいた観客も次第にステージに集結。観客は「Oh my God!」や「Amazing!」とリアクションしながら脚立の上で踊るコムアイをしきりにスマホで撮影していた。
次は、19日にMusic Videoも公開され早くも15万再生を突破した「一休さん」を披露。MCで振りの練習を始める。サビの「一休さん ありがとサンキュー」というメロディーに合わせて、「ワン、ナイン、スリー」と1,9,3を指で表し「みんな一緒に踊ってね!」と呼びかけると、観客も一体となって“193ダンス”を踊っていた。「桃太郎」では、お馴染みとなったウォーターボールのパフォーマンスを披露。コムアイが入ったウォーターボールが客席に転がると歓声が起こり、皆写真を撮ったり駆け寄ったり思い思いに楽しんでいた。その奇抜で今まで一度も見たことが無いようなユニークなパフォーマンスは、シンガポールの観客に強い驚きと興奮を与えていた。
「Lanewayフェスティバル、ありがとう!来年も来たいですね、また会いましょう!」と呼びかけ、45分に渡る初シンガポールライブは大歓声の中、幕を閉じた。