先日、1年半ぶりのニューアルバムの発売情報を発表し注目を集めているポップデュオ、Salleyのアコースティックワンマンライブ”Salley Live 2016 WINTER「Happy Salley Christmas」”が大盛況の中終演した。
東京の渋谷7th Floorで行われた今回のワンマンライブは、約2か月前にチケットがソールドアウトするという、プレミアムライブとなっていた。当日は開場前からライブを楽しみに来た人々で会場が埋め尽くされていた。7月に行われたワンマンライブとは一味違う今回のアコースティックワンマンライブ。Salleyの2人に加えチェロ、キーボードのメンバーが加わった4人編成でのライブとなった。
1曲目は「fuchsia」。クリスマスライブに相応しいしっとりとした雰囲気の中ライブがスタート。「kodama」「カムパネルラ」では会場を見渡しながら、観客に語りかけるように歌ううららが印象的だ。「みなさん、こんばんは。Salleyです!そして、少し早いですけど、Salley Christmas!恥ずかしがらずに、これからMerry ChristmasはSalley Christmasと言ってね!(笑)」とうららがMCをすると、会場からは笑い声が。「今日はあったかい雰囲気の中で、ちょっと大人な空間をお届けしたいと思います。」とギターの上口が話して始まったのはカバー曲「My God」。映画『天使にラブ・ソングを』に登場するこの楽曲に続き、「It’s Only A Paper Moon」、そしてSalleyの楽曲「Life」「#581」を披露。大人な空間に相応しいセレクトのカバー曲に会場からは拍手が起こった。
「こういった、いつもと違う編成のライブもいいなぁと思っております。チェロと一緒ライブをするのは初めてなんですが、ものすごく刺激を受けてます。ここからは、あと少しでクリスマスということで、クリスマスらしい曲をお届けしたいと思います!」と上口が話し始まったのはクリスマスにちなんだ楽曲のカバーメドレーと、「LASTCHRISTMAS」そして「冬が咲く」。途中うららがタンバリンを叩き、その鈴の音に引きこまれるように会場は一気にクリスマスムードに!ライブ後半戦では、毎回ライブで盛り上がる「冬が来る」「赤い靴」を演奏し会場をさらに盛り上げる。「プレゼント」のサビではメンバーと観客が手を挙げて合唱し、会場が一体となった。
「ありがとうございます!そして、次の曲が最後です。今日はライブが始まるまで本当にすごい緊張してて!夏のワンマンはメンバーも多いし、時間をかけて作り上げたライブなのでそれはそれですごく緊張したんですが、今日はみんなのフィーリングを一番にしたライブなんじゃないかと思っています。寒い中、たくさんの方にご来場いただきまして本当にありがとうございます。そして来年にはアルバムリリースをするので、どうぞお楽しみに!最後にみなさんの心に暖かく届けば良いなというバラードがあります。聞いてください。」といううららのMCで始まったのは「Home」。故郷や大事な人を想う楽曲を伸びやかに演奏し、ライブ本編は終演した。
鳴り止まないアンコールの中、ステージ再度登場したメンバー。「毎回言うんですけど、本当にライブは楽しい。終わりたくないんですけど、初のワンマンライブソールドドアウト、本当に幸せだと思っています。ありがとうございます。本日は寒い中、そして年末の忙しい中、ご来場本当に本当にありがとうございました。これらもメンバー、スタッフ、そしてみなさまと一緒に互いに優しさを持ちながら歩いていきたい、そんな気持ちで最後にこの曲を歌います。」とうららが話すと上口もそれに頷き、本日最後の曲「Winding Road」を演奏し、アコースティックワンマンライブを締めくくった。