1991年にミニアルバム「L」でデビュー、現在活動休止中ながら今年25周年を迎えるL⇔R。先日リードヴォーカルの黒沢健一が公式サイトにて脳腫瘍で闘病中である旨をコメントし、その後、昔のライブ映像を発見して発売に向けて相談中とのコメントもアップされておりファンの期待も高まっていた。デビュー日にあたる11月25日に合わせ、「L⇔R25周年プロジェクト」のスタートとして1996年の武道館ライブがポニーキャニオンにて初のDVD化、およびポリスター〜ポニーキャニオン時代のオリジナルアルバム8作のリマスターUHQCDの発売が決定したことが黒沢健一オフィシャルサイトにて発表された。
武道館のライブ映像については、アルバム「Let Me Roll It!」発売後のライブツアーの追加公演として1996年の3月9日、10日の二日間行なわれたもの。デビュー当時は「渋谷系」の枠組みでそのマニアックなポップセンスが話題になることが多かったL⇔Rだが、「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」の大ヒットを受けて勢いにのった時期のものだけに、黒沢健一の強靭かつしなやかなヴォーカルと、メンバー黒沢秀樹(guitar)、木下裕晴(bass)の充実の演奏でライブバンドとしてのアグレッシブな魅力も改めて感じさせてくれる貴重な映像となっている。You Tubeのポニーキャニオン公式チャンネルにてトレーラー映像も公開中なので、ぜひチェックしてみよう。DVDには3/10の公演がほぼノーカットで収録。また、特典映像として9日しか演奏されなかった「BYE BYE POPSICLE」も収録される予定。2017年1月18日発売。
そして、初のリマスターCDとして、2017年2月8日に、ポリスターより「L」「Lefty in the Right〜左利きの真実」「LAUGH+ROUGH」「LOST RARITIES」「LAND OF RICHES」の5作、ポニーキャニオンより「LACK OF REASON」「Let Me Roll It!」「Doubt」の3作が高音質CDであるUHQCD仕様にて同時発売。当時のプロデューサー岡井大二によるライナーノーツも新たに封入されるとのこと。