10月30日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた「日テレHALLOWEEN LIVE 2016」に超特急が出演。最終日の大トリを迫力のパフォーマンスで務め上げた。
この日の仮装テーマは“歴代のアメリカンヒーロー”ということで、コーイチはバットマン(「バットマン」)、カイはキャプテンアメリカ(「キャプテンアメリカ」)、リョウガはジョーカー(「バットマン」)、タクヤはスーパーマン(「スーパーマン」)、ユーキはスパイダーマン(「スパイダーマン」)、ユースケはタートルズ(「ミュータントタートルズ」)、タカシはストーム(「X MEN」)のコスプレ。
まずはそれぞれのキャラになり切った“ヒーロー”たちが会議室で白熱のトークを展開するオープニング映像が流れ、やがて「代々木体育館へ!」と7人に指令が下る。映像が終了すると同時に花道先端にはユーキが登場。全身スパイダーマンのスーツでバック転を決め、メインステージの6人と合流すると、1曲目「Superstar」でライブがスタート。間奏ではカイが「オレがアメリカを守る!」、タクヤが「地球の平和はオレが守る!」と叫び、ユーキも手から蜘蛛の糸を出す仕草をするなど、キャラになり切った自己紹介を。冒頭から白熱のパフォーマンスで会場を沸かせた。
続いてはファンも手をクロスする振り付けで盛り上がった「Burn!」。曲中のじゃんけんタイムの勝者に与えられるソロパートはユースケがゲット。超ハイテンションな“絶唱”に誰もがクギヅケだった。
MCは改めて1人ずつ自己紹介。顔面にもがっつりメイクを施したコーイチ、カイ、リョウガは「黒だから」「青だから」「紫だから」と、それぞれイメージカラーにちなんだキャラであることを説明。タクヤはキリッとしたイケメンの表情で黄色い歓声を独占し、ユーキは可愛いウィンクで沸かせ、ユースケはメンバーの合図で会場中から「カメは黙ってろ!」とツッコまれタジタジ。タカシはキャラのセリフを自信満々に真似るも客席をシラけさせ、「(この展開)台本にないですよ!」と無邪気な笑顔を浮かべていた。
発売したばかりの2ndアルバム「Dramatic Seven」のリード曲「Seventh Heaven」は、客席が手をハートにして踊る光景が壮観。タクヤの曲紹介で始まった「Yell」は優しいメロディーと歌声が会場を包み、事前に振りのレクチャーをした「Clap Our Hands」は力強いクラップで7人とファンが一体化。畳み掛けるように熱狂のステージを展開した。
後半はリョウガの長セリフからスタート。「おいバット、オレはある趣味ができてしまった。それは…アニメ鑑賞だ。アニメってもんは本当に素晴らしい。何回見ても飽きない。オレは2次元を愛してるんだ。そんな気持ちを込めて…」とジョーカーに扮して紹介したのは「超えてアバンチュール」。曲中ではバットマンとジョーカーが仲良く絡んだり、頭を振り過ぎて女装のカツラがズレまくるタカシの姿も(笑)。7人の弾けまくる姿にファンも大いに盛り上がった。
「超えてアバンチュール」が終わると、メンバーが仲間割れする寸劇の演出が。お互いに難癖をつけてぶつかり合うも、最後はコーイチとユーキ、タクヤとユースケがキスで仲直りというダチョウ倶楽部のオチで終了。リョウガが「ダチョウさんじゃねーか!」と言うとユースケが「ダチョウさんといえば…バッタマン!」と叫び、全員の「なんでやねん!」のツッコミでライブ鉄板曲「バッタマン」へ。途中、日本テレビの安村直樹アナウンサーがユースケに連れられてステージに登場。サビの振り付けを一緒に踊って盛り上がると会場は大興奮! 曲が終わり、息が上がりっぱなしの安村アナはメンバーに混じって「僕たちは超特急です!」の自己紹介ポーズも披露。「僕が入ると超特急じゃなくて超鈍行になっちゃいますけど…」と笑いを誘った。
ライブはここで一旦終了するも、本編で花道に置いてきたカメの甲羅を探しに戻ったユースケの姿でアンコールがスタートし、特別にもう1曲「fanfare」をパフォーマンス。イントロから歓声が沸き、終始ピースフルな雰囲気でステージは終了。幸福感たっぷりのフィナーレに会場には多くの笑顔が咲き乱れていた。締めの挨拶は、リョウガが「日テレハロウィン、本当に最高でした! また出たい…いや、出ます!!」とファンに同イベントでの再会を約束。7人が本格的な仮装で魅了した華やかなステージは大盛況のうちに終了した。
Photo:米山三郎/西村廣起