ばってん少女隊が29日、活動の拠点、福岡のBEAT STATIONでワンマンライヴを行い、同郷・福岡出身、同じレコード会社(ビクターエンタテインメント)に所属している演歌界の貴公子、山内惠介との異色コラボの新曲 「のびしろ行進曲」をサプライズ初披露した。
この曲はまだまだ“のびしろ”がある、ばってん少女隊メンバーそれぞれの特徴を捉えて紹介、歌い上げる楽曲で、 ばってん少女隊の6名の各メンバーの名前とキャラクターを紹介するGSサウンドのダンスナンバー。楽曲の中で、各メンバーの名前を歌い上げる歌詞を男性ボーカルのパートをレコーディングするにあたり、「誰に歌ってもらうか」を10月上旬にスタッフとメンバーで協議した結果、演歌界の貴公子、山内惠介の名前が挙がった。ばってん少女隊にとっては、昨年、紅白初出場を果たした大先輩ともいえる存在だけに、「ダメもと」でオファーしてみたところ、本人からまさかの快諾が。その後、23日に山内のレコーディングを経て、本日のサプライズ初披露となった。
今月16日には福岡のイベント「RKBラジオまつり」にともに出演予定があり、山内惠介の控室を訪れ、初対面を果たしたメンバー6名は緊張気味ながらも楽曲参加のお礼を述べると、山内惠介は「しっかりと歌わせておただきます」とコメント。同じ九州出身ということもありフォトセッション時には「一緒に盛り上げたいですよね」と話しつつ、山内のオンステージを観賞した。
そして、本日ワンマンライヴの第1部公演で初披露。第1部「ROAD to ITSUZAI」は楽曲名の入ったボールをメンバー自ら引いて、即その楽曲をパフォーマンスするといった内容。ステージが進み、5曲目のボール「のびしろ行進曲」の名前が入ったボールを引いた春乃きいなは「新曲です、すごい方が歌ってるんです!」、いざ楽曲がはじまると まさにGSサウンド楽曲と山内のボーカルに加え、ばってん少女隊のパフォーマンスが絡んだ楽曲は、初披露とは思えない盛り上がりを見せた。歌唱後「1953年生まれの33歳、紅白歌手の方です!」(春乃)コメントし、ファンの皆に「山内惠介」であることを発表、会場は大きなどよめきと歓声に包まれた。
同日に行われた2回目公演「IDOL PLEASURE.ライブ、やりにきました」、3回目公演「フクオカ 秋の“おっしょい”祭り」では緊張もほぐれてきたのか、更にメンバーのパフォーマンスはヒートアップ、まさに 「のびしろ行進曲」そのもののステージで計3公演(ソールドアウト)約1200名の観客を熱狂の渦に巻き込んだ。3回目の公演「フクオカ 秋の“おっしょい”祭り」では、サプライズの発表があり、来年2月にニューシングルのリリース、そしてそれに先がけてリリースツアーも12月中旬からスタートすることが明らかに。更に来年3月の春休み時期には東名阪福のライヴハウスツアーも予定されてることが発表された。詳細については、続報を待とう。なお、「のびしろ行進曲」は、現時点ではCDリリースは未定。
ライヴ写真:濱本英介