これまで数々のコンクールで優勝するなど、クラシック・ピアニストとしての卓越した腕前を持ち、また映画やドラマなど様々な映像作品のサウンド・トラックや音楽監督を担当。さらに2013年からは映画『さよならドビュッシー』に出演するなど音楽家としてだけではなく俳優としても活躍し、いまや“3つの顔”を持つ稀有な存在のピアニストである清塚信也。所属レコード会社をユニバーサル ミュージックに移籍しての最新アルバム『KIYOZUKA』が完成し、12月7日(水)に発売が決定した。
自らの名字をタイトルとした『KIYOZUKA』には、クラシックの名曲からオリジナル曲、最新タイアップ曲「代償」、ドラマ『コウノドリ』(2015年)のメイン・テーマで清塚の代表曲ともいえる〈Baby, God Bless You〉の最新アレンジ版までを収録し、さまざまな才能を一度に感じることが出来る、まさに「これまでの清塚信也の集大成」といえる内容となった。ラフマニノフのピアノ協奏曲のソロ・ピアノ・ヴァージョンも必聴だ。
収録楽曲の中でも最も注目されるであろう曲は、アルバムの冒頭を飾っている最新オリジナル曲「代償」だ。この曲は、11月18日(金)から1話&2話同時で配信がスタートする、小栗旬主演のHuluオリジナルドラマ『代償』のエンディング・テーマとして使用される。
日米同時で配信される『代償』は、小栗旬が“精神の限界まで追い詰められた弱々しい弁護士役”に挑むクライムサスペンスドラマ。重度の強迫性障害を患う弁護士・奥山圭輔(小栗旬)が、かつての友人でサイコパスの本性を持つ安藤達也(高橋努)の弁護を引き受けることになり、いままで目を反らし続けてきた過去と向き合っていく模様を描くものであり、話題となること必至だ。清塚信也のピアノ曲「代償」はドラマのエンディングで流れ、ロマンティックでありながらスリリング且つミステリアスな美しいメロディーを聴かせてくれる。鬼気迫るドラマのストーリー展開と共に、切ないピアノのメロディーが観るものの心に深く印象付く事は間違いなく、「代償」は清塚信也の新たなる代表曲となるであろう。
更に来年4月からはアルバムの内容と完全にリンクしたコンサート・ツアーが開催予定。今後の続報に注目しよう。