9月30日、東京・台場Zepp Tokyoにて、モン吉が2013年6月2、3日のファンモン解散東京ドームライブ以来、約3年4ヶ月振りにソロ初ワンマンライブを行った。会場には2,700名のファンが詰め掛け、モン吉との再会を噛み締めながら、大歓声で迎え入れた。
8月10日にソロ1stアルバム「モン吉1」をリリースした元ファンキーモンキーベイビーズのモン吉。オープニングでDJが登場すると会場はさっそく笑いに包まれた。というのもDJケミカルが登場したかと見間違うような風貌で登場したのだ。その正体はモン吉の現在のマネージャー。「見た目が面白そうだから」と軽い気持ちで起用を決めるのも何ともモン吉らしい。
ファンモンのメロディーメーカーモン吉の真骨頂、ダンスミュージックをJ-POPに落とし込んだ「サヨナラREMEMBER」で登場すると、ダンスフロアに様変わりした会場は一気にヒートアップ!3年前と変わらないモン吉の姿に客席からは会場を震わすような歓喜の声が上がった。
現在全国公開中の映画『鷹の爪8 〜吉田くんのX(バッテン)ファイル〜』主題歌の「一期一会」を歌う際には初の声優での苦労話も飛び出し、自身の亡くなった祖母に手紙を書くような気持ちで感謝を述べた最新曲「遥か」では、メロウなメロディーに乗せた柔らかな歌声が会場を包み込んだ。
終盤のMCでは活動休止中にヘルニアになった話や、ファンキー加藤との不仲説について、「一言、言っておこうと思って。前から言われているけど、仲悪くないから(笑)、仲良いよ!」と笑顔で否定し、会場の笑いを誘った。トークではあまり話さない印象のあるモン吉の軽快かつ、自由奔放なトークにはファンモン時代からのファンもびっくり。続くライブではファンモン時代のヒット曲「あとひとつ」や「告白」も披露し、ファンを魅了。モン吉完全復帰の舞台は笑顔でのファンとの再会で狼煙を上げた。残り9本の全国ツアーではどのような新たな一面を見せてくれるのか。今後のツアーでの活躍に期待が高まる。
Photo:久保永隆二