7日、元宝塚歌劇団の宙組トップスター・大空祐飛のライブ「大空祐飛 Live MojiCA(ライブ モジーカ)」が初日の幕を開けた。綴る「文字」と、奏でる「MUSICA(音楽)」を融合させた造語「MojiCA」の通り、それぞれの持つ力を全身でビンビンと感じることができるライブとなった。
ライブハウスでの単独ライブは初となる今回のステージでは、オリジナル曲「花鳥燈華」「いつかの歌のように」を含む、全11曲を披露。ジャズからバラードまで6人のミュージシャンが奏でる生演奏と、巧みな映像、そして大空の表現力豊かな歌声で観客を魅了した。
また、演技派・個性派女優として知られる大空は、音楽ライブという枠を飛び越え、途中で興味深いひとり芝居を用意していた。Live on Act「旅人 – タビビト-」では、半人半機のアンドロイドを熱演。テクノロジーの発展によるアクシデントにより住人が離脱した惑星に取り残され、たった1人で星の守り役を務めてきたアンドロイドが自身の故障=死を目前にし、複雑な心境をボイスレコーダーに残そうとする。その姿は、会場を独特な世界へと引き込んだ。「去年から、ささやかなライブがしたいと考えていた」と話す大空の祈願となる初日公演は、ささやかどころか圧倒的なクオリティをもってして、拍手がいつまでも鳴り止まぬ大成功を収めた。
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