数々の映画音楽で知られるイタリア人作曲家エンニオ・モリコーネが、これまで60年にわたり600曲を作曲してきたキャリアを記念し、デッカ・レコードと新たな契約を結んだ。今年10月7日には、88歳の誕生日(11月10日)に先駆けて最新アルバム『モリコーネ 60』がリリースされ、デッカとモリコーネ・ファミリーの間に結ばれたパートナーシップがスタートを切る。
『モリコーネ 60』は、これまでモリコーネが手がけてきた名曲を後世に伝え、またファンの期待に応えるべく、自ら選曲・録音・指揮を手がけた初のグレイテスト・ヒッツ・アルバム。『続・夕陽のガンマン』をはじめとする名作から、アカデミー作曲賞を受賞したクエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』(今年デッカよりサントラ盤がリリース)まで、マエストロ自身が指揮。なお、本アルバムは、これまでサントラ録音で共演してきたチェコ・ナショナル交響楽団による新録音が収録される。