高橋優が、3月12日におこなわれた母校の秋田県横手市立山内中学校の卒業式にサプライズで登場し、後輩達へ歌をプレゼントした。
今回のライブは完全なサプライズで、誰にも知らされていないため細心の注意のもとでおこなわれた。
14時に卒業証書授与式がスタート!式は順調に行われ生徒会長による答辞では、夢をかなえた、山内中学校の偉大な先輩として高橋優の名が上がり昨年行われたフリーライブの模様を振り返る場面の話もあった。
そして、最後の閉会の挨拶をもって無事に卒業証書授与式が終了するかと思われたその時に、マイクを持った校長先生から突然「山内中学校の先輩、高橋優先輩がきています!」との呼び込みがありステージの緞帳が開き、ギター1本を持った高橋優が登場。
「卒業生の皆さんおめでとうございます!昨年7月のフリーライブに来てくれたのが、本当にうれしかったので、どうしても感謝を言いたくて来てしまいました!!」
突然の出来事に驚きを隠せない生徒達も、高橋優をめがけて、一目散にステージに駆け寄った。
「今日のように、ふるさとの出会いや旅立ちを思い書きました。秋田ではまだ桜咲いてないけど、桜の咲く時期には集まって旅立って、バラバラになって、でもまた集まってを繰り返すと思います。ここ山内中学校で過ごした記憶は一生消えないし、過ごした絆も一生消えない。これらは新しい一歩を踏み出すときの勇気になります」と、卒業生へのメッセージを込め、リリースしたばかりの新曲「さくらのうた」を披露。中には、感極まり涙を流す生徒もいた。
「3年生のとき生徒会長をやらせてもらっていた事もあって、ステージに立つ仕事が多かったんですよ!1番最初にステージに立ったのは、実はこのステージで、バンド演奏でGLAYの「SOUL LOVE」をやりました!」
そんなライブ活動の原点ともいえるステージに再び立つことになった高橋優は、「この機会を設けさせてもらったので、もう少し歌ってもいいですか?一生に歌おうぜ山内中学校ー!」と2曲目はアップテンポな「明日はきっといい日になる」で、手拍子も巻き起こり会場は益々ヒートアップ。最後には生徒へのお礼の気持ちを込め、「たくさん笑いがあふれてますように心のそこからの笑いがあふれてますように卒業生、在校生、ご父兄、ご来賓、みんなが笑いがあふれてますように!」と「福笑い」をパフォーマンス。卒業生18名、在校生45名の計63名の後輩達へ、昨年の感謝も込め歌い上げた。
約20分という短い時間ではあったが、全3曲を届け、生徒達の一生の思い出になるような、スペシャルな卒業式となった。
尚、この山内中学卒業式は、3年生の親族の出席のみならず、生徒達の発案でお世話になった近隣の方々と卒業生の祖父母の招待も行っており、地域あげての卒業式であった。この母校は2018年に廃校となることが決定している。式典の最後には、出席者全員が外に出て、高橋と記念写真を撮影。卒業して約17年経つ高橋優にとっても、忘れることのできない大切な2度目の卒業式となったようだ。