今年2月にミニアルバム『Primera』(プリメーラ)でメジャーデビューを果たした大阪在住の5人組ガールズグループ・Especiaが、12月20日に行われた全国ツアーの沖縄公演にて約1年振りとなるアルバムのリリースを発表した。
タイトルは『CARTA』(“カルタ”とはスペイン語で手紙という意味)で、発売日は2016年2月24日の予定。前作『Primera』がミニアルバムとしてのリリースだったため、今作がメジャー初のフルアルバム作品となる。
エスペシアと言えば、結成当初よりその独自のサウンドスタイルが楽曲志向のリスナー層から高い評価を受け、アイドルカテゴリーの範疇に収まらない個性派グループとして強烈な存在感を示してきた。
前作『Primera』では従来のエスペシアサウンドを踏襲する事に留まらず、若旦那とのコラボ楽曲に挑戦するという新たな一面を切り開いた作品となったわけだが、彼女達の意欲は全く衰えることを知らず、今作のリード曲では若旦那に続く新たなコラボ楽曲に挑戦している。<
リーダーの冨永悠香は新たなコラボについて次のようにコメントしている。
「前の作品で若旦那さんと一緒に仕事をさせて頂いて私たち物凄く刺激を受けていろんな事で本当に勉強になったんです、それで次のアルバムでも何か新しい刺激があったら嬉しいなと思っていて、そんな気持ちをスタッフさんにも伝えていたんです。そしたら『えー!ホンマに!?』と思わず声が出たくらいビックリなお二人が私達の為に今回の曲を提供してくれて、ホンマにありがたいです!その素敵な曲は『Clover』という曲で提供して頂いた方は山根康広さんと藤井尚之さんなんです!今までエスペシアとは殆ど接点が無かった方々なのでペシスト(Especiaのファンの総称)からするとかなり意外な組み合わせかもしれませね(笑)、けれどその予想がつかないところがまた面白くて素敵なんですよね、予測不能なところがエスペシアの魅力!」
アルバムリード曲となる「Clover」は、冨永の言う“予測不能な魅力”満載の作品に仕上がっているようで、作詞・山根康広、作曲・藤井尚之というクリエイター陣の起用も驚かされるが、レコード会社スタッフによると、アレンジもアメリカンハードロック仕様の相当凝ったものになっている模様。
「Clover」は、全国ツアー最終日となる来年1月17日の新木場STUDIO COAST公演で初披露されるとのことなので楽しみに待とう。
なお、アルバム『CARTA』は、全3タイプが発売される。今年5月の全国クアトロツアー最終日の大阪公演の模様がたっぷり90分収録されたDVD付のDVD盤(初回盤)、HyperJuice、mel house、Masayoshi Iimori、Takashi Shimada(autoclef)、Tomgggの豪華作家が参加し、若旦那とのコラボ曲「We are Especia〜泣きながらダンシング〜」の2種類リミックスを含む5曲のリミックスとインスト10曲を収録したボーナスCD付のRemix&Inst盤(初回盤)、7月に発売された「Aviator/Boogie Aroma」2曲のアルバムバージョンの他に新曲9曲、同月にUM社よりリリースされたコンピCD「新MINMI☆FRIENDS 〜“BAD” “MINMI”というネタをラッパー、トラックメーカーがどう料理したのか〜」参加曲「サタデー・ナイト」を含む全12曲収録の通常盤と、それぞれに魅力的なコンテンツが詰まっている。
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■Especia オフィシャルHP