2012年の中野サンプラザから始まった年末恒例の『年忘れ大学芸会(ワンマンコンサート)』が、今年は自身最大規模となるさいたまスーパーアリーナで2日間の開催となった。
さいたまスーパーアリーナは、2013年当時、日本人アーティストとしてメジャーデビュー以降最速となる単独公演を行った場所だけに、私立恵比寿中学(略称:エビ中)にとっては思い出深い会場での開催となった。
2年前の『年忘れ大学芸会』では、“未確認中学生”なるエビ中メンバーが、人類の存亡をかけ立ち上がり、アメコミ・ヒーローさながらに大活躍するというストーリーだったが、今回はその続編。
会場が暗転し、オープニング映像が、新たに2人の仲間(出席番号11番:小林歌穂、出席番号12番:中山莉子)を得て、最強のオールスターチームを組み、宇宙に飛び立つ彼女たちを映し出す。
地球に侵略を目論み急接近する謎の惑星に向かう飛行船が、8つのカプセルに分かれ惑星にそれぞれ不時着したところで映像が途切れると、大きな爆発音が会場内に轟き、エビ中扮するパフォーマンスユニット「五五七二三二〇」第2弾シングル「ポンパラ ペコルナ パピヨッタ」のイントロが流れ、ステージに設置された8つのカプセルから、それぞれ異なるヒーロー衣装に身を包んだエビ中が登場。この日初披露となる、菅野よう子が手掛けた「合唱×ロック」の超実験的パフォーマンスが、エビ中ファミリー(エビ中ファンの総称)の度肝を抜くド派手なオープニングとなった。

一転して、エビ中作品でおなじみの「さつき が てんこもり」が関わった「あたしきっと無限ルーパー」「金八DANCE MUSIC」「使ってポートフォリオ」の、文字通り“てんこもり”なスペシャル・メドレー!ニューアレンジを施されたハイパーなMIXトラックにのって、アリーナに設けられたX字型のランウェイを、メンバーは縦横無尽に駆け巡った。
自己紹介では、「宇宙の平和を守るためやってきました!わたしたちオール・スーパースターダスツこと私立恵比寿中学です!シャキーン」と“ヒーローヴァージョン”で挨拶。出席番号5番:安本彩花が「今日はこの惑星で大暴れして、地球への衝突は絶対に阻止するから安心してくれ!」の言葉通り、後に彼女たちがやってきた惑星に住む獰猛な獣たち(宇宙人)との戦闘シーンも用意され、それぞれの武器を使用して、またワイヤーアクションなども織り交ぜた華麗な殺陣を披露。「King of 学芸会」の名に恥じない大立ち回りで観客を驚かせた。また毎回メンバーの組み合わせや楽曲、衣装など期待の大きい「ユニット・パート」では、それぞれのユニットがエビ中とは全く異なるアプローチでパフォーマンスし、グループとしての懐の深さを見せつけた。お馴染みのebitureにのせて、宇宙がプリントされた制服衣装に着替えたメンバーが再登場したところから後半パートに突入。随所でみられる新たなアレンジでのノンストップMIXは見どころの一つだが、「アンコールの恋」「フユコイ」「PLAYBACK」への流れは白眉。視覚的にも「フユコイ」では、アリーナ中央のセンターステージがリフトアップし、降りしきる雪の中で幻想的に歌う感動的な演出は観客を大いに魅了した。

一転して「ハイタテキ!」から「ちちんぷい」への流れはフロアを盛り上げるに十分な破壊力で、「ちちんぷい」ではイントロの振り付けを殺陣で登場した宇宙人らと共に行い、有名芸人のもちネタを想起させる振り付けに、会場からは盛大なコールが送られた。続く「手をつなごう」(13日は「涙は似合わない」)では、ステージの左右に分かれてメンバーがトロッコに乗り込み、周回しながらスタンド席に手を降りアピール。最後はやはりこの曲、この学芸会のテーマソングとも言うべき、ニューシングル「スーパーヒーロー」を熱唱し本編を締めくくった。
鳴りやまない声援に応えて、アンコールでは3曲を披露(12日と13日は曲違い)し、トータル2時間45分、約11000人(二日間で22000人)を集めた、『年忘れ大学芸会』は紛れもなく史上最大のスケールと内容で大団円を迎えた。
出席番号7番:星名美怜は「エビ中はこれからもどんどん新しいことにチャレンジして、どんどん成長して、エビ中ファミリーみーんなで盛り上がる学芸会を作っていきたいと思います。そして来年は大晦日にファミリーと一緒に笑顔になれるよう、一年間、目一杯頑張ります!これからも応援よろしくお願いします」と挨拶。
そして両日共に最後のサプライズとして12日(土)は、2016年2月10日に3rd full Album『穴空』の発売と、今年好評を博した舞台「シアターシュリンプ」の第2回公演を2016年3月に東京と大阪で開催すると発表。
さらに13日(日)には、ニューアルバムを引っ提げての全国TOUR(14都市15公演)の開催も発表された。
MCで出席番号11番:小林歌穂が放った言葉通り、「2016年もエビ中から目が離せない年になりそう」だ。

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■私立恵比寿中学オフィシャルサイト
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