昨年11月にリリースした5thアルバム「with LOVE」が、平成生まれのアーティストでは初となる4作連続首位を記録した西野カナが、その最新アルバム「with LOVE」を受けて今年5月から全国11会場18公演、のべ20万人規模に渡る全国アリーナツアー「with LOVE tour」を開催、8月22日、8月23日の大阪城ホール公演にて無事ファイナルを迎えた。
本ツアーは西野カナとして3度目となるアリーナツアーとなっておりアルバム「with LOVE」のコンセプト同様、『みんなの日常生活にそっと寄り添うような、心温まるツアーにしたい』という西野カナ本人の思いを込めたツアーとなっている。
大阪ファイナル当日、会場には西野カナの衣装を真似た多くの女性や、カップル、家族など老若男女様々なファンが約9,000人来場。
パープルの豪華な幕がゆっくりとセンターから開くと、幻想的、かつ壮大なイントロと共に、幕中からドライアイスの立ち込めたステージが現れ、カラフルな華が描かれた大幕がゆっくりとステージ上から天に向かって引き上げられていく。そして、イントロが終わると同時にその大幕が一気に上まで上がると大幕裏からブランコに乗った西野カナがサプライズ登場。まさかの登場シーンに会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。
ブランコに乗った西野カナは、色とりどりの花が咲き誇る花園のようなドレスを身にまといツアーのオープニングを飾る1曲目として、アルバム「with LOVE」のリード曲である「恋する気持ち」を歌唱。
「恋する気持ち」のキュートで華やかなパフォーマンスから1転、M2「We Don’t Stop」では今年の春夏のトレンドであるホワイトコーデにカラフルなビジューを散りばめたクールなコスチュームに早着替え。ステージバックとステージ床面に敷き詰められた大規模LED画面に映されるエレクトリックな映像と共にクールでアッパーなパフォーマンスを披露した。
日頃よりファッションリーダーとしても多くの女性から支持を集める西野カナだけにライブパフォーマンスだけでなく、ステージ衣装にも自然と注目が集まる。
M6「Abracadabra」ではインドの伝統音楽を匂わせるダンサーパフォーマンス後に、ステージ上に突如出現したエスニックテントの中から、インドの伝統衣装をネオンカラーで現代風にアレンジした煌びやかでエキゾチックなドレスで再登場。
さらに「Abracadabra」後には、ものの数秒でインドの世界からアメリカンポップなコスチュームに1転。次から次へと観客を驚かせる。
また衣装だけでなく、演出面でもファンを楽しませる企画が。M8「Tough Girl」では、観客を男性、女性の2チームに分け、手拍子と歓声の大きさを競う「男女対抗クラップファイト」企画を実施。会場一体の盛り上がりを見せた。
さらに、次曲「GO FOR IT !!」では、ポップコーンのオブジェで飾られたトロッコに乗ってアリーナ会場内を回るというサプライズな演出が続き、クラップファイトでアツくなった会場のボルテージも最高潮に!
最高潮に達したライブは、その後、しっとりとクールダウン。ビビットなグリーンのトップスに、プリーツが掛ったペチコートスカートを合わせた、レトロな50’s衣装でアコースティックアレンジが施された3曲「ごめんね」、「君って」、「このままで」とシングル「さよなら」を歌唱。
その後バンドタイムを挟み、いよいよライブも終盤に、今年大流行のデニムにボリュームのあるチュールを合わせたドレスに身を包み最新シングル「もしも運命がいるのなら」を歌唱。さらに、昨年西野カナの新境地となったロングヒットシングル「Darling」でライブ本編のラストを飾った。観客全員が待ち望んだ「Darling」の登場に、会場はあたたかい手拍子に包まれ、まさに本ツアーのコンセプトである「寄り添うようなあたたかいツアー」を体現しているかのようなラストとなった。
演出から衣装とサプライズ続きの本編であったがここで本編終了後に、ファンからもお返しのサプライズが。西野カナのヒットシングル「Best Friend」を替え歌にしてファンからアンコールのアツい合唱が会場内に響いた。
そして、そんな観客からの「Best Firend」合唱に応えてアンコールがスタート。アンコールには、光ファイバーで様々な色に変化するシックなハート柄ドレスを纏い、アルバム「with LOVE」のリードシングル「好き」を歌唱。こちらも「寄り添うようなあたたかいツアー」のアンコール頭に相応しいあたたかいバラードで会場を包んだ。
さらに、「Best Friend」の合唱のお返しとして、そしてツアーファイナルのサプライズとして西野カナより、9月9日(水)に発売のニューシングル「トリセツ」が初披露された。ニューシングル「トリセツ」は、女の子の乙女心を「取り扱い説明書」になぞらえて表現したキュートでコミカルなラブソング。9月19日(土)に公開の映画「ヒロイン失格」主題歌として、すでに巷で話題となっておりその話題曲の初披露プレゼントに、ファンは大喜びの中、「with LOVE tour」は幕を閉じた。
「ファンのことを友達だと思っている」「ライブはそんな友達と久しぶり会う感覚」とMCでも語る西野カナ。単に自分の歌を披露するだけではなく、Blogに書き込んでくれたファンのメッセージをステージで読み上げてみたり、ステージ上やトロッコからも絶えずファンと会話をしてみたり「with LOVE」に溢れた、どこかアットホームであたたかいライブ。それが西野カナのライブに、多くのファンが足を運ぶ理由なのかもしれない。
まだ次回のツアーは未定とのことだが早くも次回のライブが楽しみになる、そんなツアーファイナルであった。
西野カナは本ツアー終了後、すぐさま来月9月9日(水)にはニューシングル「トリセツ」が発売となる。今後とも新曲リリース、ライブと幅広く活動する彼女の活躍に注目したい。
【リリース情報】
西野カナ
New Single
「トリセツ」
9.9 Release!
☆CD発売に先駆けて、現在着うた(R)先行配信中☆
http://recochoku.com/s0/torisetsu/
【初回生産限定盤】CD+DVD
SECL-1768〜1769 ¥1,481+税
☆★初回生産限定盤特典★☆
?CDジャケットメイキングDVD付
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【通常盤】CD
SECL-1770 1,165+税