1999年に急逝、今年17回忌を迎えた村下孝蔵。しかしながら彼の歌声と作品は、今もなお多くの人々に愛されている。そしてこの17回忌にあたり、“永遠の歌人”をあらためて偲ぶ想いが込められた企画盤が、本日7月1日リリースされた。
今回の企画盤は、初商品化のライヴテイクを中心に構成、1990年代後半のライヴ音源を厳選して収録している。なかでも現存する村下孝蔵最後の歌声(1999年6月17日録音の七夕コンサートリハーサル音源)を3曲収録したことが大いに注目されるところだ。
ステージでの最後の音源は2011年発売のCD「この国に生まれてよかった」に一部収録されているものの、今回のリハーサル音源はさらにその4日後のもので、文字通り最後の歌声となる(「心の旅路メドレー」は1999年発売「しのびあるきのたそがれに」に収録)。また、代表曲「初恋」の初披露の音源(シングル発売前の1983年1月21日録音)もボーナストラックとして収録される。いずれも極めて貴重な音源だ。収録曲のラインナップなど、詳細についてはソニーミュージックのスペシャルサイト
( http://www.110107.com/kozo_itsukaha )で確認いただきたい。
ブックレットにはプロデューサー須藤 晃氏の原稿と、村下孝蔵に深く関わった15名からの「17回忌に寄せて」の寄稿文を掲載。音源、原稿、写真の全てにより、17回忌企画盤としてふさわしい価値あるプロダクツとなった。永遠の歌人の歌は、時代を超えて生き続けるのである。
村下孝蔵『きっといつかは』スペシャルサイト
http://www.110107.com/kozo_itsukaha