無料歌詞検索サイト「うたまっぷ」がおくる最新音楽・エンタメニュースサイト

うたまっぷNEWS

映画公開記念!!中田亮(オーサカ=モノレール)&丸屋九兵衛(bmr編集長)トークショー@吉祥寺 QUATRO LABO

音楽

“ファンクの帝王”ジェームス・ブラウン(JB)の波乱万丈の生涯、その栄光と挫折を描いた『ジェームス・ブラウン〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜』の公開を直前に控え、期間限定で映画とのタイアップで「JB Tribute Bar」として営業中の東京・吉祥寺の「QUATTRO LABO」にて、5月28日(木)にトークイベントが開催! ファンクバンド「オーサカ=モノレール」の中田亮と音楽情報サイト「bmr」編集長で、音楽評論からSF評論、DJまで多彩な活動を行っている丸屋九兵衛がJB愛にあふれる熱いトークを繰り広げた。

トークは時折、かなりマニアックに脱線を繰り返しつつ、進行していく。特に、映画にも登場するJBのバンドメンバーであり、丸屋さんが多大な影響を受けたブーツィー・コリンズとJBの関わりから、基本中の基本、JBの作り上げた音楽の何が特別であるのか? という点に2人は言及。中田さんは、JBがブーツィーに語った「Where’s ONE?(=一拍目はどこだ?)という言葉を紹介し「JBとは何者か? ファンクを作った人。ファンクって何? “The ONE”…すなわち一拍目のリズム!」と熱弁をふるい、4拍子の中の2拍目と4拍目を強調してきた、これまでの音楽と、1拍目と3拍目に重きを置くJBの音楽(ファンク)の決定的な違いについて語った。

さらに話題は映画にも出てくるJBの周囲の人々に関するものに。まずはバンドメンバーの中でもJBの親友であり、映画でも重要な役割を果たすボビー・バード。中田さんは「JBが『ゲロッパ!』と言ったら、『ゲロゲロ』って歌う人です」と説明。刑務所にいたJBの保証人となり、彼を外の世界へ連れ出す“恩人”だが、丸屋さんは2人の出会いについて「映画の中ではボビーが刑務所の慰問に訪れて出会ったことになってたけど、実は違ってて、刑務所チームとシャバチームによる野球大会があって、ボビーはシャバチームのリーダーでJBは刑務所チームにいたらしい」と説明する。

JBによる各メンバーやバンドを統率するためのルールや人心掌握術もかなり独特だったそう! メンバーの演奏ミスや衣装の乱れなどに対して、常に“罰金制度”が敷かれていたが、中田さんは「JBが手を(ミスしたメンバーに向けて)広げるんですよ。1回なら5ドル。2回広げたら10ドル。スーツの背中にしわが入ってて50ドルとか(笑)。普通の人にはわかんないような演奏のミスなんですよ」と語り、こうした厳しい罰金制度がバンドの緊張感を生み、質の高い演奏につながったと語る。

丸屋さんは「JBのバンドに入ると何が大変か? JBをずっと見てないといけないんです。一挙手一投足を見てないと、そこでいろんな(演奏に関する)指示が出るから」と説明。中田さんはこれを、JBが作り上げた新たな音楽スタイルゆえのもので「これまでのように決まった小節をやるのではなく、よりプリミティブに崩したから、サビの部分もどうなるのかが決まってないから」と語った。

バンドの人数もギター、ベースだけでなく、ドラムまで複数人(多いときは同時に3人!)置くという、一見、意味不明なスタイルを採用している。中田さん、丸屋さんはここにもJBの深い考えがあると推測。中田さんは、待遇や条件などでメンバーがごねて、急に欠けてしまう時のリスクヘッジとして複数のメンバーを置いたのでは? と分析する。

丸屋さんはこうしたJBのバンド統治を「メンバー同士を反目させて団結させない。メンバーはJBとの神経戦に加え、メンバー同士でも戦わされる。大英帝国の統治と同じ方法」とうなずく。

JBのこのマネージメント能力は、ビジネスの面でも大いに発揮され、当時のコンサート業界にも変革をもたらしたという。中田さんは「アーティスト」、「マネージャー(代理人)」、「ブッキングエージェント」、「プロモーター」、「劇場」に分かれて、それぞれに手数料が発生するシステムとなっていた当時のアメリカのコンサート業界の構造を図説で説明。JBは、「マネージャー」と「ブッキングエージェント」の仕事を一つにまとめ、自分の“パートナー”として取り込み、さらに宣伝を担当する「プロモーター」を排し、代わりに自身の影響力を駆使して直接、各地のラジオ局のJBファンであるDJに売り込んで宣伝することで、余計な費用をかけずに興行を成功させたとJBによる“革命”の構図を明かす。自らの魅力を最大限に発揮し、人心を掌握する「人たらし術」として、中田さんも丸屋さんもその手腕に称賛を送っていた。

中田さんは最後に改めて映画、そしてJBという男について「歌手、ビジネスマン、ブラックパワーの推進力、ベトナムにも行った男、大統領にも会った男……2時間19分の映画の中にいろんな要素が詰め込まれています!」と語り、多彩なJB像を見ることができる作品になっているとアピール!トークは予定をオーバーし1時間半にも及んだが、バーを訪れた客からも質問が飛び出すなど終始、盛り上がりを見せた。

『ジェームス・ブラウン 〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜』は5月30日(土)より公開。

-音楽

関連記事

ギルガメッシュワールドツアー モスクワからスタート!本日NHK「J-MELO」にも出演

過去2度のヨーロッパ・ツアーを行ってきたギルガメッシュが1月26日にリリースされた最新アルバム「GO」をひっさげ、初となるワールド・ツアーをスタートさせましたワールド・ツアー初日となる3月5日モスクワ …

新妻聖子、絶対的王者の貫録で “カラオケ王”五連覇を達成!

歌手でミュージカル女優の新妻聖子が、9月29日に放送された「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王NO.1決定戦」で、今回もその歌唱力を遺憾なく発揮し、カラオケ王・五連覇を達成した。 今回、無敗の絶対 …

GACKT、唯一無二のエンタテインメント創造を追求し、エイベックスへ移籍!

〜移籍第1弾シングルは6月16日リリース&全国Zeppツアーも決定!〜常に革新的なサプライズで、エンターテイメント界において独自の世界観を表現し、絶大なる存在感を築いてきたGACKT。 そのGACKT …

MUCC Tour 2013 “Shangri-La”いよいよスタート!MUCC×TOWER RECORDS 渋谷・池袋・新宿スペシャル衣装展開催決定!!

昨年発売したニューアルバム「シャングリラ」を引っ提げた全国ライヴツアー「MUCC Tour 2013”Shangri-La”」が2月1日(金)恵比寿リキッドルームを皮切りにスタートした。昨年はアルバム …

ズーカラデル、初の配信シングル「スタンドバイミー」を12月16日(水)リリース決定!Gt&Vo.吉田崇展がキャラクターデザインを手掛けたリリックビデオも公開!

札幌出身の3ピースロックバンド・ズーカラデルの最新曲「スタンドバイミー」が明日12月16日(水)0時より配信開始となることが決定した。「スタンドバイミー」は力強く真っ直ぐなメロディを等身大に歌った前作 …

Shout it Out、全国ツアー追加公演に赤色のグリッター、突然少年ら出演

Shout it Outが、『青年の主張』リリースツアーの追加公演を発表した。 3月8日に1stフルアルバム『青年の主張』をリリースし、現在はそのリリースツアー真っ最中のShout it Out。先日 …

モバイルバージョンを終了