AKB48初の演歌歌手としてソロデューして今年で4年目を迎えた岩佐美咲が、今月29日に第4弾シングル「初酒」を発売したのを記念して同日、東京・渋谷区のマルイ渋谷・店頭プラザの特設ステージで新曲発売記念イベントを開いた。
約500人の熱狂的ファンが詰めかけ、愛称の「わさみん」コールが飛び交う中、「みんな、いままでどこに隠れていたんですか!というくらいたくさんの方が来てくださって、泣き出しそうになるくらいうれしいです。今回は、予約イベントをたくさんやらせてもらっていたので、まだ発売してなかったんだなみたいな気持ちで、喜びもひとしおです。皆さんに見守っていただけることは最高です」と笑顔であいさつ。
今作品もAKBグループの総合プロデューサー・秋元康さんが作詞を手がけ、今年、成人を迎えた彼女の「初めてのお酒」をテーマに書き下ろした作品で、「秋元先生からは毎回お任せで、何も言われないんですけれど、今回は完成した作品を聴いてくださって、『聴いたよ。すごく歌がうまくなった』というメールをいただいたので本当にうれしいです。初めての明るい曲ですので、皆さんに笑顔になってもらえたらうれしいです」。
その新曲「初酒」をはじめ、同カップリング曲「履物と傘の物語」(岩佐美咲バージョン)、「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」(演歌バージョン)、最後に再度、新曲の全4曲を熱唱。途中、ニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」で披露したという怪談話で大人気のタレント・稲川淳二のものまねを披露しているところに突然、「怖いなあ、怖いなあ」と言いながらサプライズゲストとして本人がステージに現れたため、岩佐は「うぁーッ!」と、驚きのあまりステージから逃亡するも「はじめまして。どうしたんですか!」と大感激。
稲川は「わさみんが『オールナイトニッポン』で私のものまねをしたというんだから感動しましたよ。67歳になるじじいのものまねをしてくれたんだから、うれしいじゃない。そっくりだねえ。私がよく使う風の音を入れたらもう怖いものはないですよ。怪談というのは、昔から美人しか出ないの。一番きれいな人が悲惨な目にあって怖い顔をすると、これが何とも魅力があるんですよ。今日は、たまたま渋谷に来ていてよかった(笑)」と言うと、岩佐は「こうしてお会いできる日が来るとは思ってもいなかったのでうれしいです」とご機嫌な顔で2人で鏡開きを行った。
秋元さんから岩佐と稲川の2人でデュエットしないかという話も出ていたが、稲川が断って実現しなかったそうで、稲川は「実は、私は歌がひどいんですよ。みんなが驚いて倒れまくるくらいなんだから」というのが理由で、「演歌って、難しいじゃない。でも、わさみんの歌は、素人が聴いてもうまいねえ。声がきれに伸びるし、聴いていて気持ちいい。あなたが一番ですよ」と絶賛していた。
6月6日には「AKB48選抜総選挙」があるが、「今回も立候補させていただきました。今年は、自分のシングルの時期と同じだったので立候補するかどうか悩んだんですが、出てほしいと言ってくださるファンの方がたくさんいたので、自分を見つめ直すためにも頑張ろうと思って立候補させてもらいました。選抜には入りたいんですけど、その前にこの新曲をぜひヒットさせたい」と、今年20歳になった若き演歌歌手は力強く話していた。
岩佐美咲「初酒」(ショートver.)
https://youtu.be/OpNbRH1wyaE